地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクト その43 デパートの食堂の重要性 成長主義からの脱却 ーそれは無駄を心掛けることー新着!!
事業の成長に終止符を打つ勇気 デパートは自分たち(経営側)の合理性を排除し、出来る限り経営的に無駄だと思う場を提供し、顧客に楽しんでもらおうと努力することがこれからも地域のランドマークとして信頼される在り方であると私は […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクト その42 デパートの食堂の重要性
デパートの食堂の特異点 皆さんはデパートや複合施設に出掛けた時、何かに気づきませんか。各フロアの売場は閑散としていても、レストランフロアだけは店の外に設けられた臨時の座席スペースに多くの方が座って名前を呼ばれるのを待っ […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクトー特別編 ー そごう・西武の行方
そごう・西武の新しい営業戦略の危うさ 少し前の話ですが、そごう・西武の代表取締役が日本経済新聞のインタビューで述べていた池袋西武デパートに対するコメントを見て、驚きを禁じ得ませんでした。いわく、「ほぼすべての利益を高級 […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクト その41 営利事業と公益事業
三方良しと経営二刀流 デパートは紛れもない営利法人ですが、その事業の根幹には公益的思想が必要です。顧客も従業員も取引先も豊かになる「三方良し」の教えは、多くのデパートに創業精神として宿っています。ところが、資本主義の論 […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクト その40 マルクスガブリエル氏の近著 倫理資本主義の始点
デパートの立ち位置 地方百貨店逆襲(カウンターアタック、CA)プロジェクトでは、デパートの将来に向けての在り方の一つとして、顧客と相扶ける関係になることが肝要であると考えています。デパートは、顧客にモノを販売して利益を […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクト その39 つながるデパートカーニバル 選べるガチャの話 後編
【全国から自慢のガチャが松菱百貨店に集合】 三重県津松菱百貨店7階の特設会場で展開している、「選んで買える全国凄ガチャカーニバル」はむき出しのカプセルトイを顧客が自分で中身を調べて購入できるという企画で、西日本各地から […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクト その38 つながるデパートカーニバル 選べるガチャの話
【松菱百貨店7階で選べるガチャガチャ夏祭りを開催】 デパート新聞は、令和5年から三重県の松菱百貨店とCAプロジェクトを進めています。松菱百貨店7階特設会場ではデパート新聞社が全国から事業者を招いて、食を中心に各地域の人 […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクト その37 再び暮らしのサポーターの役割
商品過剰時代の存在感 暮らしのサポーターは顧客に寄り添って、接客に集中することを求められますが、今までも何度もお伝えしてきたように、その具体的在り様は商品よりもまず自分を買ってもらうというところに集約されます。顧客が、 […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクト その36 西武百貨店ストライキと寺岡泰博労働組合中央執行委員長
そごう・西武労働組合中央執行委員長の寺岡泰博さんの著書「決断」を拝読しました。2023年8月31日の西武池袋店のストライキに至るまでのそごう・西武の歴史を寺岡さんの視点で綴ったものです。寺岡さんの視点は、一百貨店人とし […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクト その35 過ごす場所・一緒に過ごす人
過ごす場所 人は、心地良く過ごせる場所を潜在的に求めています。それは人生にとって非常に重要な選択であり、住む場所、仕事をする場所、毎日の消費財を買う場所、食事をする場所など、日常生活の中で継続的に意識をして行動します。 […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクト その34 大都会のデパートと地方デパートの違い
大都会のデパートの戦略 CAプロジェクトを進めるにあたり、大都会のデパートと地方デパートの戦略がどう違うのかを考えることは重要です。今回は、その点を掘り下げてみたいと思います。都心にあるデパートの売上は破竹の勢いを示し […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクト その33 エレベーターガールはムダな仕事
【エレベーターガールの価値】 私は、資本主義社会の悪弊の象徴として、利益を追求するあまり何事も合理的に進めムダなことは悪のように決めつけられている昨今の社会の在り方に強い不安と不満を感じています。相手のことを大切に考え […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクト その32 日々の生活から
【資本主義の弊害】 日常の生活の中で、悪しき資本主義が浸透していると感じる出来事はいろいろあります。ペットボトルの栓が異常に堅く、渾身の力をふりしぼってようやく開けることができるジュース。風邪で具合いが悪い時、薬局で購 […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクトその31 非合理の中のコミュニケーション事業
【デパートは特別な場所】 デパートはモノを売る場所でありながら、ただモノを売るだけでなく、モノを売る前、売った後のことも含めて特別な場を設えることが求められてきました。デパートそのものが持っている施設としての優美性、そ […]
無駄の物語 - 特別編 - AIと社会負担
増え続ける社会保険料 企業に勤める人が負担する所得税や社会保険料の額は、本人の給料に対して少ない人でも10〜15%、多い人は50%以上になります。また、企業自身も従業員の負担する社会保険料の同額を国に支払わなければなり […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクトその30 成瀬は天下を取りに行く
最近、若い人たちの間では、昭和レトロの品々への人気が高まっているようです。アナログのレコード、ランプのようなカレーの器、ダイヤル式電話機、アドバルーン…。どこにでも当り前にあった一時代を彩った品々が現代では希少価値とな […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクトその29 空き家へのアプローチ
空家ビジネスのあれこれ これからの地方デパートの取り組むテーマとして注目したいのが、空き家への対応です。顧客の資産に家付きの不動産がある場合、今後空き家になる見込みはあるのか、或いは既に空き家なのかを把握することが新た […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクトその28 外商の活用
富裕層とその予備軍の存在 本企画では、地方デパートは収益事業と公益事業の二つの顔を持つことが必要であると述べて来ました。この経営二刀流における収益事業の大きな柱は外商部門です。外商の活躍なくして経営二刀流は成立しません […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクトその27 暮らしのサポーターは、経営二刀流の象徴
暮らしのサポーターの役割 CAプロジェクトの大きな柱は、暮らしのサポーターの育成です。暮らしのサポータは、デパートの販売員すべてが店から出て、顧客の自宅や事業所を訪問し、コミュニケーションを深めていこうという戦略です。 […]
地方デパート 逆襲(カウンターアタック) プロジェクト その26 自分を買ってもらうこと
販売シーンでの顧客の心理 CAプロジェクトの理念の一つが、「自分を買ってもらう」ことです。今回は、これについて細かく分析していきたいと思います。 デパートは小売業であり、商品を販売し経営を成立させる事業です。では、モ […]