京都展が華々しく開催松菱百貨店6階催事場

 令和5 年10月11日(水)から、松菱百貨店6階催事場で恒例の第38回京都展が10月16日(月)まで開催された。
この催しは、年に1回行なわれる松菱の人気催事となっており、お馴染みの人気店が今年も多数出展し、初日から多くの買物客がお目当ての品物を求めて会場内を廻った。

 一番人気は、ダントツで鯖おぼろと酢飯を重ねたばら寿司などを実演販売したとり松。行列の絶えない人気店の勢いは今年も健全だった。京都と言えば漬物。大安の九条ネギと長芋のコラボレーションも大人気であった。香ばしい香りを振り撒く京だんごの藤菜美やまざあぐうすの抹茶ティラミスケーキなども伝統の井筒八ツ橋本舗に負けず、お菓子好きのニーズをしっかり受け止めた。

 にしんそばや鴨そばを販売し、手堅い数字を作っている河道屋倖松庵の切り込み隊長寺島桂子さん(庵主の娘さん)に話を聞いた。「京都展は毎年何カ所かのデパートで開催され、私は鎌倉に在住ですが京都展の時には泊まりがけで参加しています。出店のお店は名店会としてチームワークを組んで、仲良く催事を盛り上げています。」

 京の食文化を広めるためにお互いが助け合って、この催事に臨んでいるという覚悟が感じられた。食の催事は強し!

 松菱百貨店にとって最も重要な催事の一つである京都展が、京都の多くの事業者の協力の下、津の顧客に楽しい食を届けてくれる苦心の一端を垣間見ることが出来た。