「京都きもの物語」開催 – きものサロンおお又
![](https://www.departshinbun.com/wp20200302/wp-content/uploads/2024/04/566eb17b0842826fd18517bf152c5f45-1024x768.jpg)
三重県伊賀市にあるヒルホテル サンピア伊賀2階桜の間において松菱百貨店6階「きものサロンおお又」の主催により「京都きもの物語」が開催された。
この展示会は「きものサロンおお又」初の店外催事ということで、会場ではおお又株式会社の小寺啓之社長と石井敏幸副社長が揃ってお客様をお迎えしていた。
おお又株式会社の本社は大阪市旭区今市にあり、今年で創業81年を迎える京きものの老舗。創業の精神は「きもの文化を通じお客様に満足と幸せを提供します これすなわち世のため人のためになる精神なり」で、現在も全社員が、この精神を念頭に日々、お客様と向かい合っている。
![](https://www.departshinbun.com/wp20200302/wp-content/uploads/2024/04/01f71e5b7744d4d5300405cf8b89605b-1024x768.jpg)
![](https://www.departshinbun.com/wp20200302/wp-content/uploads/2024/04/477774a3dd935c52385a3e398bcb3c4f-1024x768.jpg)
![](https://www.departshinbun.com/wp20200302/wp-content/uploads/2024/04/4e82468bca4471da802f4a58109bc0f3-1024x768.jpg)
会場内には、きものサロンおお又と松菱百貨店が総力をあげて選別したきものが展示されていた。広間に入ると先ず展示されていたのは螺鈿細工の京うちわ。十代 饗庭長兵衛氏と於利部寿名宝氏の手がけた豪華絢爛な螺鈿細工の京うちわは縁起の良い赤富士や鯉が描かれ、見事としか表現できない優れた作品。
今年の干支である辰年にちなんだ龍の描かれたうちわも注目を集めていた。会場には、特選ブランドが顔を揃えた。
![](https://www.departshinbun.com/wp20200302/wp-content/uploads/2024/04/94202fb99dde183e3df1849e505be142-1024x768.jpg)
![](https://www.departshinbun.com/wp20200302/wp-content/uploads/2024/04/7a6379db814739c82c7412748b2ffbb9-1024x768.jpg)
「金彩友禅」は、飛鳥、平安時代から伝わる金彩工芸の技術を駆使して、現代の着物に表現したもの。美しい訪問着、黒留袖、袋帯などが並び、多くの来場者から喜ばれていた。「京の老舗 小森織物」は先々代小森和三郎氏が明治25年に帯屋を興したのが始まり。戦時中は事業の中断を余儀なくされたが、昭和22年に再開。平成13年には京府知事より、長年にわたる伝統技術と稼業伝承に対して「京の老舗」の表彰をされたとのこと。お客様に信頼される着物づくりに専念し、軽くて柔らかく締めやすい帯を製織して、日々帯作りに努力を積み重ねている。「江戸好み八十選」は、多くを江戸の彩飾から厳選して現代の色を取り合わせた「おお又オリジナル」の色無地。素材、デザインにこだわり、フォーマルからカジュアルまで幅広く活用できる逸品。
会場内には「特選呉服 均一SALE」として買い求めやすい98000円均一の訪問着、江戸小紋、十日町袖、西陣袋帯なども数多く並べられ、好評であった。