選べるガチャガチャランドが年末年始の地方デパートを席捲

八木橋百貨店・丸広百貨店・山陽百貨店・JU 米子髙島屋・山口井筒屋 そして横須賀さいか屋も令和8年1月7日スタート!

 地方デパートの年末年始商戦に「選べるガチャガチャランド」は、全国各地で参加している。正月明けの1月7日にスタートした「横須賀さいか屋」は、創業100年を超える全国屈指の老舗デパートだが、軍港都市として近代日本の成長を支えた横須賀の街の衰退と軌を一にして顧客は減っており、特に若者世代の来場は減少の一途である。

 そんな中でここ数年、同社は、脇田篤朗専務取締役を中心に地方デパートのあるべき形への変革が進んでいる。これは、幅広い世代に受け入れられるようにデパートの公益性・信頼性を徹底することで、地域密着性が一層強固なものになって来たのである。

 弊紙 山田編集長が後述する「脱モノ消費」を実践しているのである。商品(モノ)の販売だけに頼らず、若い世代を巻き込んだ文化イベントの開催、ワクチンの接種会場としての地域への貢献など地方デパートならではの信頼性・品格を生かした取り組みが、地域の方々へ「さいか屋」への思いを高める効果を醸成しているのである。

 まさに地方デパートのあるべき姿、顧客との相扶ける関係の構築につながっているのだ。こうした取り組みの一助として「選べるガチャガチャランド」の招へいとなったのだが、果たして冬休みの中、若い世代が挙って押し寄せ、館内は大層な賑わいとなっている。

 筆者が取材したのは、正月明けの3連休の初日の午後だったが、10代、20代の若者を中心に50人以上の来場者が買い物を楽しんでいた。会場担当者によると、会場となった3階への来場者数も店内へ若い世代の来場者数もかつてないほどのことであった。

 家族連れも多く、親子でカプセルトイを手に取ってうんちくを述べあったり、お目当てのカプセルトイを見つけて微笑みあっている姿は、「選べるガチャガチャランド」ならではのコミュニケーションであり、地方デパートの役割としての「小さな幸せ」の場が生まれていることが実感させられた。

 なお、「選べるガチャガチャランド」の利益は、「(一社)東日本大震災雇用・教育・健康支援機構」を通じて全て被災地や児童福祉施設等への支援に充てられる。