英雄たちの経営力 第4回 源頼朝 その3
御家人管理体制
頼朝と大江広元らスタッフは、「御恩と奉公」という所領の安堵と新恩給付と引き換えに、武士たちを鎌倉幕府のために奉仕させる仕組みを生み出した。これは画期的なことで、武門のトップが、自家の郎党や所従以外の武士たちとの間に主従関係を築いた端緒となった。すなわち開発領主の所領と権益を、上位機関が法的に守ってくれるとなったことで、彼らも幕府に忠節を誓い、幕府は強力な軍事集団を形成していくことになる。
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『黒南風の海 – 加藤清正』や、鎌倉時代初期を描いた『夜叉の都』、サスペンス小説『横浜1963』など幅広いジャンルで活躍
北条五代, 覇王の神殿, 琉球警察, 威風堂々 幕末佐賀風雲録 など。