デパート新聞 第2694号 – 令和4年9月15日

7月全国は9.6%増

 日本百貨店協会は、令和4年7月の全国百貨店(調査対象71社、187店〈2022年6月対比マイナス1店〉)の売上高概況を発表した。売上高総額は4391億円余で、前年同月比9・6%増(店舗数調整後/5か月連続プラス)だった。

百貨店データ

  • SC販売統計7月
  • 都市規模別・地域別 売上高伸長率
  • 神奈川各店令和4年7月商品別売上高

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 みんなが知っていることと自分自身が知っていて当り前と思っていることは、概ね一致すると思っていた。当り前はその人の経験値であり、社会の中で普通に生きているとそれほど狂いはないと考えていたのだが、最近はそれも覚束無くなってきている。先日20代の2人の営業マンとの会話で、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」について触れたところ、見ている以前に鎌倉殿と言う言葉さえ全く知らなかった。一方、家族でテレビを見ていると、漫才のミルクボーイが、新たなネタでテトリスを素材にしていた。筆者が「それ何」と聞くと、家族3 人から「えーみんな知ってるよ」と決めつけられた。内容を聞けば、何度か遊んだことのあるテレビゲームだった。

筆者にとって、前者は知っていて当り前のことであり、後者はその逆である。さてさて、皆様の当り前はいかがであろうか。

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デパートのルネッサンスはどこにある? 2022年09月15日号-53 都心百貨店の現況と富裕層シフトの評判

都心百貨店の現況 – 大手5社の8月売上

 各社とも前年同月比で大幅増となっている。特に高級品、衣料品が好調で、先月売上を上回っている。

 三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オーリテイリング、髙島屋、そごう・西武の5社の8月の売上速報を、以下個別に見て行こう。

 三越伊勢丹(国内百貨店計)は前年同月比46・5%増。J.フロントリテイリング(百貨店事業合計)27・3%増。エイチ・ツー・オーリテイリング(阪急阪神百貨店全店計)42・6%増。髙島屋(国内百貨店子会社含む)23・4%増。そごう・西武10店計22・5%増。

 因みに、前月( 7月)の前年同月比は、各社とも10%台だったのと比べ、8月はいずれも大幅な2桁伸長という結果となった。

続きは デパートのルネッサンスはどこにある? 2022年09月15日号-53 を御覧ください。

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