英雄たちの経営力 第4回 源頼朝 その1
今回は、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で注目を集めている源頼朝と鎌倉幕府の経営力について考えていきたいと思う。
大河ドラマは人間ドラマ部分に注目が集まりやすいので、試行錯誤しながら統治機構を作り上げていく文士( 文官) たちの姿が描かれないのは仕方がない。しかし鎌倉幕府は優れた統治機構と文士たちに恵まれたからこそ、多くの武士( 開発領主) の支持を得られたと言っても過言ではないだろう。それが、明治維新まで六百八十年余も続く武家政権の端緒となったのは周知の通りだ。
本稿ではとくに「統治機構( 組織)」に焦点を当て、鎌倉幕府がいかにして存続し得たかについて考察していきたいと思う。
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『黒南風の海 – 加藤清正』や、鎌倉時代初期を描いた『夜叉の都』、サスペンス小説『横浜1963』など幅広いジャンルで活躍
北条五代, 覇王の神殿, 琉球警察, 威風堂々 幕末佐賀風雲録 など。