連載小説 英雄たちの経営力 第3回 徳川家康 その2

家康の江戸入部
東京への一極集中についての議論が行われるようになってから久しいが、近頃は「地方への首都機
能の移転」といった言葉も聞かれなくなり、半ばあきらめムードが漂っている。 それだけ首都東京というのは根付いているわけだが、そもそも日本の政治の中心は、奈良、京都、大坂といった畿内だった。一度だけ鎌倉が政治の中心となったが( 百五十六年間)、それ以外の時代は、近畿圏以外に政権が置かれたことはない。それを江戸に移したのが家康になる。
では、家康入部前の江戸は、どのような状況だったのだろう。
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『黒南風の海 – 加藤清正』や、鎌倉時代初期を描いた『夜叉の都』、サスペンス小説『横浜1963』など幅広いジャンルで活躍
北条五代, 覇王の神殿, 琉球警察, 威風堂々 幕末佐賀風雲録 など。