昭和24年10月創刊

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編集部より

特別寄稿 NY視察2019から見る、百貨店のさらに恐ろしい未来 第6章の2

スタジアム横の赤レンガ

 スポーツ観戦が終わった後に、なだれ込むようにして、スタジアム横に立地する赤レンガ(商業施設)へ移動していました。立地がいいからでしょうかご飯が食べられるからでしょうか、ものすごい集客力です。

 施設の2階には、ユニクロがワンフロアを締め大きくブランディングをしておりました。食とアパレルと融合した面白い施設だと感じました。

賑わうスタジアム周辺の店舗

 スタジアムの周辺には、スナックやパブなどの、お酒とコミュニケーションエンターテインメントの施設が多く展開していました。

 ニューヨークと比較してみると、ボストンという街は、時間の過ごし方、そして空間として、住民とスポーツがうまく融合しており、さらにその中に、ショッピングモールもうまく溶け込んでいるように感じられました。

 球場のすぐ横にはバーが有り、とても人気がありました。車社会のアメリカにおいては、珍しい光景です。

売るのではなく、体験とサブスクリプション(※)による『タッチポイントビジネス』

※製品やサービスを一定期間ごとに一定の金額(利用料)で提供するというビジネスモデルのこと。

オンライン・ジム PELOTON

 賑わうモールの中でも、ひときわ目を引いたのが、サブスク型で運動機器とコーチを展開するエクササイズのショップP E L O T O N です。ショッピングモールの中で、一番いい場所にありました。
 マシン本体は30万円ぐらいで販売をし毎月1〜2万円の会費で、オンライン・エクササイズを提供する仕組みです。

 家族四人ですれば、割引があり、1000人のエクササイズの先生からサービスを受けることができます。

 国土の広いアメリカでは、移動時間の節約にもなるのではないでしょうか。オンラインジムはホームページにもあるように毎月のサブスクになっております。

2021年9月において

 今回の新型コロナウイルスの流行により、このPELOTONが、アメリカで一番の注目企業になったというニュースを見ました。

 私は、この企業には3年前から注目していましたが、「やはりな」という気持ちでおります。

 異物消費という中でスポーツを愛するという消費者の気持ちは飽和した社会の中ではさらにニーズが増していくでしょう。

 スノーピークなどのアウトドア企業が、今まさに伸びているのも納得がいくのではないでしょうか。

 そういう意味ではスポーツ・エクササイズというカテゴリーについては、ジムなどのスポーツ・エクササイズに直接関連する業態ではなく、幅広い、色々な業態が、今後関連・展開できる可能性があるのではないでしょうか。

 弊社がコンサルティングをさせて頂いている企業ワークマン様は、まさにその一つのではないでしょうか。

 元来は作業服というカテゴリーでしたが、スポーツに踏み込む決断をし、商品を開発し、人気を博し、大きく店舗展開いたしました。
※弊社は、商品開発と、店舗展開のサポートをさせていただきました。

 ワークマン様においては、お客様の70%を女性を占める店舗も出てきています。

 このように、新しい顧客層を導き出すことができたのは、やはりスポーツという軸があったからではないかと思います。