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デパート新聞 第2697号 – 令和4年11月01日

9月東京は27.0%増

 日本百貨店協会は、令和4年9月東京地区百貨店(調査対象12社、24店)の売上高概況を発表した。売上高総額は1189億円余で、前年同月比27.0%増(店舗数調整後/13か月連続増)だった。店頭・非店頭の増減は、店頭24・9%増(87.9%)、非店頭44・0%増(12.1%)となった。

松菱百貨店の地元パワーを見た!

 令和4年9月10日(土)三重県津市の松菱百貨店を取材しました。

朝10時の開店に合わせ、地元の皆様は勝手知ったる駐車場側入口から次々と店内に向かわれます。皆様のお目当ては「第22回ふるさと三重物産展」(6階会場)です。

 地元三重県の人気店を同店ならではの行動力でずらりと集結させただけに、会場内はあっという間に活況を呈しました。

 写真1段目左は、県西部名張市のへこきまんじゅうブース、2段目では明野・相可・松阪商業の県立3高校が協力して、三重県産のブランド豚を使って創作した「高校生が作ったトンでもないカレー」を求める買い物客たちが行列を作ります。笑顔で、写真撮影に応じてくれた明野高校の生徒さんたちは、地元業者さんの中に溶け込んで産学交流を実践していました。もちろん、記者も釣られて購入してしまいました。

 昼過ぎには、へこきまんじゅうを始め、多くの店で商品が売切れとなりましたが、担当の川合正常務取締役に聞くと、毎々のことだそうです。地元のお客様が地元の名産をこぞって購入する姿に、地域活性化を推進する松菱百貨店の将来に向けた戦略がしっかり根を張りつつあることを実感しました。

(重元洋記)

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 マイナンバーカードの強制使用が、にわかにクローズアップされている。運転免許証や保険証の代りに、マイナンバーカードを活用させようとしているのである。

 政府は、様々な行政サービスを一元的に出来るようになるとメリットを強調するが、さて情報漏洩や個人財産の安全対策は本当に大丈夫なのだろうか。プライバシー情報の流出やクレジットカードの不正利用など、実害が発生しても今までどおり申し訳なかったで済まされるのではないかという懸念を、多くの国民が抱いている。

 岸田総理の聞く力には、声なき叫びが届いているのだろうか。

連載小説 英雄たちの経営力 第4回 源頼朝 その4

英雄たちの経営力 第4回 源頼朝 その5

デパートのルネッサンスはどこにある? 2022年11月01日号-56 富裕層シフトの必然

 本コラムで何度も取り上げている都心百貨店の「富裕層シフト」について、改めて検証したい。

 本コラム2021年11月15日号と12月1日号で都心老舗百貨店の「富裕層シフト」について記した。元々、外商に強く、上顧客を抱えていた三越伊勢丹、髙島屋、大丸松坂屋などの大手百貨店は、所得が上がらず(当然増税により、実質可処分所得が目減りし)疲弊する中間層ではなく、富裕層に注力する様になった。

 加えて、この2年半は、コロナ禍が、その色合いを更に鮮明にした、と言う事だろう。

 ラグジュアリーブランドのファッション、宝飾、時計から現代アートに至る、様々なアイテムが「裕福な顧客」向けにカスタマイズされていった。都心の百貨店は外商部隊の強化だけでなく、ネット販売やサブスク、といった新たな販売手法を駆使し、ニューリッチ層に向けた品揃えを強化しているのだ。

 ここで少し時代を遡る。

続きは デパートのルネッサンスはどこにある? 2022年11月01日号-55 を御覧ください。

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