百貨店入り口で手を洗う~東急百貨店渋谷本店

東急百貨店本店「正面入口に手を洗う設備を導入」」 2021年10月~

東急百貨店本店の正面入口には、2021年10月からポータブル手洗いスタンドが設置されている。この手洗い設備WOSHは、水を循環させて使うもので、水道を必要としないドラム型の手洗い機である。東急百貨店の環境問題への取り組み姿勢と同時に来店客への優しい心遣いが感じられる。

今は、どこの百貨店でも入り口に消毒用のアルコールが設置されているが、何度もアルコール消毒をするのは手荒れなどから好まない客もいるし、洗ったあとの清涼感から手を洗うほうが良いという人も多くいるだろう。化粧室へ行って手を洗えば良いと言われるとそうかも知れないが、まさか入り口で手が洗えるとは予想もしなかったことである。

また、手洗いは流水だけで行ったとしても、ウイルスを流すことができるそうで、この画期的な取り組みを個人的には大歓迎である。

正面入口でほっと一息をつくことができる小さな手洗い場が、より多くの店舗に広がって見慣れた光景になればと願う。

参考:WOSHを置くことは、「未来を守る」企業の意思表明

WOSH関連ニュースとして、同年12月19日、20日には、銀座で「WELCOME WASH GINZA きれいな手で、いただきます」のイベントが開催された。銀座通りや商業施設で気軽に手洗いができ、買い物や食事を安心して楽しめるようにする取り組みで、銀座三越、銀座シックス、東急プラザを始めとした商業施設や歩行者天国を開催する銀座中央通りの20箇所にWOSHが設置された。withコロナ時代から生まれた新しい環境への取り組みと言えるだろう。参考:Ginza Information Management