京王百貨店新宿本店~新宿駅西南口地区開発により解体

京王百貨店新宿本店

4月13日、京王電鉄とJR東日本は、新宿駅西南口地区開発の計画概要を発表した。

開発区域は新宿区西新宿1丁目および代々木2丁目各区域内で、面積は約2ha。現在の京王百貨店の場所を含む北街区と、甲州街道をはさんで渋谷区側の南街区に分けられる。

京王百貨店が含まれる北街区は、地上19階建ての商業ビルを2040年代の開業を目指して建設する。着工時期は未定で、京王百貨店と「ルミネ新宿 ルミネ1」は解体される。一方のJR東日本本社ビルに隣接する南街区の工事については2023年から順次とり行われ、超高層の複合ビルを2028年度に開業予定。

これは、東京都・新宿区による「新宿の拠点再整備方針」~新宿グランドターミナルからの一体的な再編~」に基づく計画によるもの。

①世界一のターミナルにふさわしい機能の充実・強化
・築50年以上が経過した駅ビルの建替えを契機として、複数の駅と駅前広場も含めて一体的に整備することで、国際交流都市の玄関口としてふさわしい整備を行う
②駅とまち、まちとまちの回遊性向上
・新宿に訪れる誰もが自由に行き交うことができ、活動しやすい歩行者空間を創出する
③国際競争力の強化に資する機能の導入
・国際ビジネス交流ゾーンを形成する中核的な拠点の一角として、来訪者の多さや多様な機能の集積を生かし、世界から投資や消費を生み出す、国際水準の環境整備や新たな魅力を発信し続ける機能の導入を誘導する
④周辺地域への展開
・ターミナルの再編を契機として、周辺のまちづくりを進め、新宿のまち全体の機能更新を促進する

東京都・新宿区による「新宿の拠点再整備方針」~新宿グランドターミナルからの一体的な再編~一部抜粋

2020年9月には、小田急と東京メトロが、新宿グランドターミナルの実現に向け、新宿駅西口エリアに地上48階建ての超高層ビルを2029年度中に建設すると発表している。

参考:Impress Watch