相次ぐ大手百貨店の閉店

東急百貨店渋谷本店、2023年春ごろ閉店~2021年5月発表

東急百貨店渋谷本店は1967年11月に開店。開店以来、渋谷の発展とともに地元民たちに愛されてきた東急百貨店の旗艦店であるが、渋谷駅周辺の再開発に伴い、2023年春ごろに閉店することになった。閉店後、建物は解体予定でその後、百貨店が再開するかは未定とのこと。

東急は、渋谷駅の再開発に合わせて従来の百貨店とは形態を変えた店舗づくりを行い、2012年に「渋谷ヒカリエ(シンクス)」、2019年に「渋谷スクランブルスクエア」を開業している。2020年に閉店となった東急東横店の跡地には、「渋谷スクランブルスクエア」の第II期棟が建設中で2027年に開業予定である。また、2000年に開業し食文化の発展やデパ地下ブームを巻き起こした「渋谷 東急フードショー」は、全面改装を終え、2021年7月10日にグランドオープンした。渋谷駅を利用する若者をはじめとした新しい客層の獲得を目指す。

小田急百貨店が2022年9月末に閉店~2021年7月発表

長く新宿駅西口のシンボルとして親しまれてきた小田急百貨店の閉店が2021年7月に発表された。

1967年に開業した小田急百貨店本店が2022年9月に営業を終了することとなった。これは小田急と東京メトロの新宿駅西口地区地域開発計画によるもので、閉店後は建物を解体し商業施設が入る48階建ての高層ビルが建設される。完成は2029年度の予定だが、完成後に小田急百貨店が入るのかは未定である。小田急は閉店後、隣接するハルクに一部売り場を移設して営業を続ける予定である。

どちらも地元の発展とともに歩んできた百貨店であるが、駅再開発の計画により取り壊しが決まった。両百貨店とも開店から日がたち建物が老朽化していることや、百貨店の客離れ、そしてコロナによる収益の低迷など問題を抱えていた時期でもある。再開発による取り壊しによって二つの百貨店がどうなるのか大変気になるところである。続報を待ちたい。