フランス S.E.S.-ESL社製電子棚札システム 高千穂交易(株)

平成18年02月20日(第2313号)

高千穂交易(株)(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山村秀彦、証券コード:2676)は、世界の電子棚札市場でトップのシェアを誇るフランス S.E.S.-ESL 社と販売代理店契約を締結し、2006年2月より同社製SES電子棚札システムの国内販売を開始する。

電子棚札システムとは、商品陳列棚の値札(棚札)を電子化したもので、価格は液晶画面で表示される。情報サーバーで価格を管理し、売り場の天井などに設置したアンテナを通じて棚札ラベルに価格データを伝送すれば、即座に売価表示を切り替えることができ、常にキャッシュレジスターやPOSデータと連動した正確な価格を表示することができる。

今回、高千穂交易が販売開始するSES電子棚札システムは、電子棚札の主要市場であるヨーロッパ市場を中心に、10か国で合計819店舗、1330万枚の棚札ラベルの稼動実績を持つ電子棚札市場でトップシェアの製品(2005年10月末現在 同社統計による)。このシステムは、アンテナからのデータ伝送に低周波無線を使用しているため、柱などの店舗構造物、セールなどで多量に積まれた商品や立ち止まっている人などにも遮られずに、信頼性の高い伝送が確保できる。そのため棚札ラベルの取り付け位置や角度に制約がなく、店内のレイアウト変更にも影響を受けないという利点がある。

また、棚札ラベル取り付け専用レールと棚札ラベル本体のロック機構で、棚札ラベルの不正な取り外し(盗難など)を防止。取り付けや取り外しは専用のツールで行ない、操作も非常に簡単にできるほか、黄色い背景と大きな数字表示で見やすい上に、おしやれなデザインと前面のカラーシルクスクリーンによって、お店のロゴなどオリジナルデザインにすることも可能だ。価格は基本構成(棚札ラベル・サーバー・アンテナなど)で800万円から。今後3年間で300システムを販売する計画だ。

■問合先■
高千穂交易(株)経営システム本部
電話03-3355-1111