2026-01 アメリカ・デパート(他海外)ニュース

米高級百貨店サックスが経営破綻 同業買収から1年
2026年1月15日(木)
サックス・グローバルは、2024年に負債を抱えるニーマン・マーカスを買収した結果、巨額の債務と合併後も改善されない非効率性により財務基盤が脆弱になり、結果として連邦破産法第11条の適用を申請した。合併の時期も悪く、米国では消費者が大型百貨店から離れブランド直販を選ぶ傾向が強まっており、メイシーズの大量閉店やロード・アンド・テイラーの破綻と同様に高級百貨店業界全体が構造的な逆風にさらされている。
加えて、低品質で高価格と感じる消費者の不満や中間業者を省く購買行動の変化により、サックスは販売業者への支払い遅延から仕入れ不足を招いて顧客離れと収益悪化の悪循環に陥り、買収から約1年での急速な経営悪化によって破綻に至ったと指摘されている。傘下の老舗百貨店のサックス・フィフス・アベニューやニーマン・マーカスなどは営業を継続し、再建を目指す。
米高級百貨店サックス、11日にも破産申請か=報道
2026年1月10日(土)
100年超の歴史を持つ米高級百貨店サックス・フィフス・アベニューの親会社サックス・グローバルが、早ければ11日に連邦破産法第11条の適用を申請する見通し。ブルームバーグが9日、関係筋の情報として報じた。
サックスは数週間以内に再建策を策定する計画で、現時点では再建策未定のまま破産申請する準備を進めているという。
また、破産手続き中の資金を手当てするため、債権者と12億5000万ドル相当の事業再生融資(DIPファイナンス)について協議しているという。
米高級百貨店運営サックス、CEOの退任を発表 後任は執行会長
2026年1月5日(月)
米高級百貨店運営のサックス・グローバルは2日、マーク・メトリック最高経営責任者(CEO)が退任すると発表した。後任には、不動産会社NRDCを所有し、小売・不動産分野の経営では長年の実績があるリチャード・ベーカー執行会長が就く。同社はニーマン・マーカス買収に伴う負債の利払い不能や破産申請準備の報道が重なったため経営体制を刷新する必要に迫られている、と報じられている。メトリックは約30年にわたりサックス・フィフス・アベニューやニーマン・マーカスなど高級部門を率いてきた。高級志向の顧客はブルーミングデールズ、ノードストローム、ブランド直営店へと移行しており、ニーマン・マーカスの買収は失敗だったとの指摘がアナリストから出ている。
