デパート新聞 第2754号 – 令和7年4月15日




2月全国は4か月ぶりマイナス
日本百貨店協会は、令和7年2月の全国百貨店(調査対象70社、179店〈2025年1月対比±0店〉)の売上高概況を発表した。売上高総額は4254億円余で、前年同月比マイナス1.5%(店舗数調整後/4か月ぶりマイナス)だった。
百貨店データ
- SC販売統計2月
- 都市規模別・地域別 売上高伸長率
人事異動
- ㈱エイチ・ツー・オーリテイリング
- ㈱阪急阪神百貨店
- ㈱小田急百貨店

三菱UFJ銀行の新卒の給与が、月額30万円になるという。通常の大学卒のそれと比べれば、30~40%も高い。同銀行の頭取は、全国銀行協会の会長に就任したそうである。
一方、不祥事に揺れたフジテレビグループは役員を刷新したが、相変らず広告主からも敬遠され、業績は暗路の中にある。貸金庫から行員に盗難をさせていたという、事業の根幹をなす「信用」を地に落とす事態を起こし、多くの顧客に実害をもたらした三菱UFJ銀行。今なお、どこまで被害が拡がっているかは闇の中である。コンプライアンス違反をしたとはいえ、この時期に公になったことで炎が拡がったフジテレビと比べて、果してどちらの罪が大きいのかを比べると、結果責任に対する両社の経済的利益の違いはあまりにも大きい。
やはり、資本主義は庶民の目からはどうにも形が見えない時代である。