2025年3月 百貨店のニュース

大手百貨店/2月売上高うるう年の反動で高島屋0.5%減、三越伊勢丹2.3%増

2025年03月03日(月)

 大手百貨店4社の2024年2月の売上速報が発表されました。

三越伊勢丹ホールディングス(2024年3月期売上高:5364億円)

 三越伊勢丹では伊勢丹新宿本店が0.4%減、三越日本橋本店は6.7%増、三越銀座店は8.8%増と、一部店舗での差異が見られます。 さらに、国内百貨店全体では0.4%の増加ながら、国内グループ百貨店は3.2%減でした。営業日数の減少や、前年のイベントとの違いなどが影響したとされますが、ラグジュアリー商品や高付加価値商品の需要は好調であり、特にハンドバッグや化粧品の売上が堅調です。

J.フロントリテイリング(2024年2月期総額売上高:1兆1519億円

 バレンタイン商戦の好調や免税売上の35.5%増などが寄与し、全体売上高は前年同月比4.1%増となりました。また、訪日外国人による売上も堅調です。

エイチ・ツー・オーリテイリング(2024年3月期売上高:6574億円)

 厳しい寒さの影響で春物の動きは鈍かったものの、バレンタイン商戦の好調で増収を記録しました。

高島屋(2024年2月期営業収益:4661億円)

 全体で1.7%増ながら、国内百貨店計は0.5%減。免税売上は11.4%増と好調を維持しています。店舗別の売上では主要都市の店舗が前年実績を超える一方で、春物商品が非常に弱かったことが影響しました。

 大手百貨店の全体としては、前年1月の売上は三越伊勢丹で18.8%、J.フロントで11.8%の増加でした。                            流通ニュース

天満屋が百貨店開店100年 かつての従業員制服を再現、展示も

2025年3月11日(火)朝日新聞

 岡山市の天満屋は10日、百貨店としての開店100年を迎え、記念式典を岡山本店で開催しました。

 天満屋は1829年に小間物店として創業し、1925年に百貨店に転業、現在は37社のグループ企業を持っています。式典では、岸本彰治執行役員店長が地域貢献を誓い、市表町商店街連盟の長谷川誠理事長が同店の重要性を祝いました。

 また、ショーウィンドーでは100年前と50年前の制服が展示され、オープンに合わせて500個の紅白まんじゅうが配布されました。来場した市内の女性は、子どもの頃の遊園地の思い出を語りました。