日本の百貨店のあゆみ17~井筒屋百貨店

福岡県を基盤とした百貨店

現在では北九州市唯一の百貨店となる

1935年 旅館「梅屋」の経営者である小倉市長神崎慶次郎と、呉服商「井筒屋」の経営者住岡由太郎が共同で株式会社井筒屋百貨店を設立(九州電気鉄道【後の西日本鉄道】の出資を得る)

1936年 旅館「梅屋」の土地に井筒屋小倉本店を開店

1937年 株式会社九軌百貨店(九州電気鉄道系列百貨店)を吸収合併

1949年 飯塚支店開店

1951年 商号を株式会社井筒屋に変更

1959年 八幡店(後の黒崎店)を開店

1961年 福岡証券取引所に上場

1964年 飯塚支店を分離独立するため株式会社井光を設立(昭和40年3月、商号を株式会社飯塚井筒屋に変更)

多店舗経営へ

1965年 株式会社飯塚井筒屋が飯塚店を開店

株式会社博多ステーションビルと共同出資し株式会社博多井筒屋を設立

1966年 株式会社博多井筒屋が博多店を開店

1968年 株式会社久留米井筒屋(現連結子会社)の過半数の株式を取得

1969年 株式会社宇部ちまきやと共同出資し株式会社井筒屋ちまきやを設立

株式会社井筒屋ちまきやが井筒屋ちまきや(現宇部店)を開店

1972年 株式会社井筒屋ちまきやが商号を株式会社宇部井筒屋に変更

東京証券取引所第二部に上場。本店増築完成

1973年 東京証券取引所第一部に指定替え

1978年 大牟田井筒屋(中津店)を開店

1979年 丸柏百貨店(丸柏百貨店の所在地若松市は、筑豊炭鉱壊滅のダメージを受ける。百貨店の売上にも大きな影響を及ぼした)を買収し、若松井筒屋の子会社として営業

1984年 小野喜孝社長就任

1992年 木原文吾社長就任

1993年 八幡店を黒崎店に名称変更

1998年 本店新館を開設

2000年 本店小倉リバーサイド・チャイナを開設。大牟田井筒屋(中津店)を閉店(現在ゆめタウン中津1F中津ショップで営業)

2001年 黒崎店を現在地に移転(黒崎駅前そごう跡地)

2002年 井筒屋アネックス(黒崎店)開店

業績不振が続く

2006年 九州新幹線鹿児島ルート開業のため博多店の入居する旧駅ビル、博多ステーションビル解体。井筒屋は引き続き入居を希望したが阪急百貨店が核百貨店として開店する事となる。調停は、決裂しかけたが保証金45億円を受領し退去となる。

2007年 株式会社博多井筒屋が博多店を閉店(上記、駅ビル再開発のため)

株式会社博多井筒屋を解散、法人としても消滅した。

2008年 株式会社小倉伊勢丹の全株式を取得し完全子会社化。株式会社小倉伊勢丹をコレット井筒屋(現連結子会社)に商号変更しコレット井筒屋を開店

株式会社宇部井筒屋が株式会社山口井筒屋(現連結子会社)に商号変更

福岡市から撤退

2009年 株式会社久留米井筒屋が久留米店を閉店(株式会社飯塚井筒屋が百貨店としての店舗運営を終了。株式会社久留米井筒屋が営業活動を休止)

2010年 影山英雄氏社長就任

2011年 博多新駅ビルJR博多シティ(複合商業施設)開店。核店舗として阪急百貨店が開店

2014年 株式会社エビスの全株式を追加取得し(平成26年4月)連結子会社化するとともに吸収合併

2015年 井筒屋アネックスの営業を終了。同ビルの解体工事が始まる。

2016年 井筒屋アネックスビル解体工事が完了

2017年 井筒屋アネックスビル跡地を第一交通産業へ売却

サテライトショップ「戸畑ショップ」がイオン戸畑ショッピングセンターに開店

2018年 飯塚・井筒屋サロンが閉店。宇部店閉店

2019年 コレット閉店。黒崎店規模を縮小

2020年 黒崎店閉店(黒崎店を引き継ぎ、イオン黒崎店にサテライト店を出店)

2021年 資本金を105億3200万円から1億円に減資

2020年現在の店舗

小倉店

■グループ店

株式会社山口井筒屋 山口店

井筒屋公式サイト

井筒屋の歴史・創業ストーリー