[新刊] セブン&アイはなぜ池袋西武を売ってしまったのだろう デパート新聞編集長 山田悟
商品説明
セブン&アイ・ホールディングスが傘下の「そごう・西武」を売却する方針が明らかになり、2023年8月31日、池袋の顔・西武百貨店の存続を願って300人以上が参加したストライキが決行されたが、翌9月1日「そごう・西武」は投資ファンドへと売却された。西武百貨店従業員のみならず、豊島区長を始め様々なステークホルダーを巻き込んだ「そごう・西武」売却問題の本質は何なのか?業界紙・デパート新聞社が足掛け3年に亘ってこの問題を追いかけた。2024年7月に発行された「決断 そごう・西武61年目のストライキ」(講談社)の著者、そごう・西武労働組合中央執行委員長・寺岡泰博氏への独自インタビューも掲載。
目次
- 2021年6月15日号 「そごう・西武」の落日 コロナ禍の1年
- 2022年2月15日号 そごう・西武売却の衝撃と再編
- 2022年4月1日号 そごう・西武売却はデパート業界を変えてしまうのか? 前編
- 2022年4月15日号 そごう・西武売却はデパート業界を変えてしまうのか? 後編
- 2022年12月1日号 売却難航から混迷へ
- 2022年12月15日号 混沌とする西武売却
- 2023年1月15日号 そごう・西武売却劇に新たな登場人物
- 2023年2月1日号 ヨドバシが作る池袋西武とは 前編
- 2023年2月15日号 ヨドバシが作る池袋西武とは 後編(池袋に公益文化を根づかせた巨人 高野之夫豊島区長)(「デパート新聞」2023年3月1日号より抜粋)
- 2023年4月15日号 セブン&アイへの通告 前編
- 2023年5月1日号 セブン&アイへの通告 後編
- 2023年6月1日号 迷走するセブン&アイ 前編
- 2023年7月1日号 迷走するセブン&アイ 後編
- 2023年7月15日号 セブン&アイによる「池袋西武ヨドバシ化」再び
- 2023年8月1日+15日合併号「何も聞いていない」
- 2023年8月15日号外 そごう・西武労働組合 寺岡泰博中央執行委員長インタビュー
- 2023年9月1日号 そごう・西武労働組合「ストライキ権確立」詳報
- 2023年9月15日号 そごう・西武労組「ストライキ突入」の意義
- 2023年10月1日号 スト翌日の売却「禍根だけが残り、決着とは程遠い」
- 2023年10月15日号 百貨店の未来「閉店連鎖は地方から都心へ」〔ほか〕
解説
日本最古のデパート業界紙・デパート新聞の編集長が足掛け3年に亘って追いかけた真実とは?
セブン&アイによるそごう・西武売却は、業界王者・セブン&アイの衰退の始まりだったのだろうか。
国内第3位の売上を誇る百貨店・西武池袋店が家電量販店になってしまう?
2023年8月31日、池袋の顔・西武百貨店の存続を願って300人以上が参加したストライキが決行された。百貨店のストライキは実に61年ぶりのことだという。その翌9月1日「そごう・西武」は投資ファンドへと売却された。始まりは2022年2月のニュースだった。
◎セブン&アイ、「そごう・西武」を売却!
日本を代表する百貨店の一つである「そごう・西武」が売却される!「そごう・西武」の株式買い取り先候補として名乗りを上げているのは海外投資ファンドで池袋の店舗は家電量販店に売却されるという。
経営不振で閉店が相次ぐ百貨店業界ではあるが、本当に投資ファンドへの売却以外の道はなかったのか?
この売却によって「そごう・西武」は百貨店ではなくなってしまうのでは?
西武従業員のみならず、豊島区長を始め様々なステークホルダーを巻き込んだ「そごう・西武」売却問題の本質は何なのか?
この問題のすべてが決着したわけでは無い。そごう・西武労働組合の戦いは今もまだ続いている。
セブン&アイはなぜ池袋西武を売ってしまったのだろう
強欲資本主義vs公益 山田悟/著
出版社名 歴史探訪社 ページ数 255p
発売日 2024 年11 月
販売価格 : 1,500円( 税込:1,650円)