デパート新聞 第2723号 – 令和5年12月15日
10月全国は6. 1%増
日本百貨店協会は、令和5年10月の全国百貨店(調査対象72社、180店〈2023年9月対比±0店〉)の売上高概況を発表した。売上高総額は4531億円余で、前年同月比6.1%増(店舗数調整後/20か月連続プラス)だった。
百貨店データ
- 神奈川各県令和5年10月商品別売上高
- 都内規模別・地域別売上高伸長率
国税当局が、税務調査に使うためAIの導入を本格化させるというニュースが報じられた。税務調査は、通常無申告の者や申告内容に疑義がある者に対して、税務署員が納税者を訪問する形で行なわれる。つまり、AIが膨大なデータから納税者の履歴や申告内容について問題点を吟味して、異常が見つかった者を特定し、調査をするというわけである。これは、極めて効果が発揮されることであろう。
申告内容そのものはあくまでデータベースで提出されるものであり、AIが機能するには最も適切であるからだ。一方、現場での調査は人対人、コミュニケーションの中で行なわれるので、調査官の感性や勘が活かされる。
「市場調査」はAIが行ない、実際の「営業」は人間が行なうという2段構えで調査が進めば、不届き者にとっては大きな脅威となるだろう。