情報とデパートその6 安全な情報と危険な情報

 情報は決して手放しで良いものではないということを本連載でお伝えしているわけですが、今回はその質についてもう少し掘り下げてみたいと思います。

 新聞や書籍など紙媒体で表現される情報は、インターネットを始めとしたSNS情報に比べ、遙かに真実性は増します。

 それは、発信者が自身の立ち位置を明確にしていることがとても大きいことであると思います。もし、内容に嘘があったり、いい加減な情報であれば読者からは厳しい指摘を受けるからです。

 一方、SNSは情報を発信している当事者が誰か分からないことも多く、また誰であるかは分かっていても発信している内容について責任を取らないで済ませることが当り前となっています。つまり、無責任に情報を垂れ流すことが容易にできるシステムなわけです。

 既にインターネットでこの形は共通認識となっており、私たちは自分の力で情報の真偽を判断する責任を課されているのです。もちろん、私たちが偽の情報を受けつけなければ、基本的に実害はないわけですが、それを受けつけざるを得ないケースが年々増えています。電話やインターネットを使った詐欺は、受けた側の人がその情報を放置すればリスクがあるという形で私たちに情報を伝えてきます。身内の危機、日常生活のリスク、使っているシステムの損害等、様々な情報をこれでもかこれでもかとしつこく送ってきます。そして、私たちに行動を起こさせて、実際の損害を与えるのです。

 こうした偽の情報に立ち向うには、自分だけでなくその情報を一緒に見聞きしてくれる誰かが側にいてくれることが非常に重要です。つまり、コミュニケーションをとることが出来る相手を持つこと、情報交換できるひとを持つことこそ偽情報対策の要諦なのです。