昭和24年10月創刊

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編集部より

百貨店売上高が好調~2022年4月

3月の「まん延防止等重点措置」の解除以降、人々の外出機会が増え百貨店の来店客も増加傾向にある中、大手百貨店から発表された4月売上高はどこも大きく前年度を上回り2桁台の伸びを見せた店舗も複数あった。

昨年の状況として、2021年4月25日から同年5月11日まで、東京都、京都府、大阪府及び兵庫県の4都府県に緊急事態宣言が発令され、その後、対象地域が増えながら宣言の延長が繰り返され。最終的に9月30日まで続いたことは記憶に新しい。

各百貨店は2021年4月25日から臨時休業に入ったこともあり、昨年の反動で前年比が大きく上回っている。しかし、2019年の同時期と比較しても売上は好調の兆しを見せており、夏のお中元商戦へ向けて好調をキープしたいところである。

2022年4月売上

三越伊勢丹ホールディングス

三越伊勢丹計:128.8%、国内グループ百貨店 計 :108.2%、国内百貨店 計:120.4%(前年同月比%)

三越日本橋本店、伊勢丹新宿店では、ラグジュアリーブランドなどの商品への購買意欲が高く時計・宝飾やハンドバッグが好調であった。また、季節柄、春夏物衣料や服飾雑貨も好調であった。

5月に入ってからも好調が続き、5月15日までの店舗売上は、昨年の営業制限もあり、、首都圏三越伊勢丹計では260.7%、国内百貨店計では180.2%と共に前年実績を大きく上廻った。

2022年4月 ㈱三越伊勢丹ホールディングス 国内百貨店事業 売上確報

J.フロントリテイリング

大丸松坂屋百貨店合計(既存店)では対前年124.6%増、博多大丸、高知大丸を含めた既存店計では同123.6%増となった。

衣料品の売上が前年比134.4%と好調で、婦人服・洋品のラグジュアリーブランドが好調を持続。紳士服もスーツが好調を持続した。食料品は、菓子類の好調を主因に対前年二桁増。入店客数の増加により、食堂・喫茶も大幅な増加となった。

引き続き、5月度の既存店売上(法人・本社等を除く)は、前年の臨時休業の反動や来店客数の
回復もあり15日までの累計で対前年115%増(対2019年▲8%減)、国内売上高は同114%増(対2019年3%増)と好調を持続している。

2022年4月度 J.フロント リテイリング 連結売上収益報告(IFRS)

高島屋

高島屋各店計:前年比+23,7%、高島屋および国内百貨店子会社計:+22,5%であった。中でも大阪店+40.7、新宿店+41.2は、昨年の休業の影響もあったが、入店数と共に大きな伸びを示した。商品別では、高額な身の回り品や来店数の増加による食堂・喫茶の売上が伸びた。

5月の店頭売上は、15日までの累計で前年比+97.2%(2019年同曜日対比△9.5%)、免税売上は前年比+171.5%(同△75.3%)、免税を除いた店頭売上は前年比+96.0%(同△3.7%)で推移している。 2022年4月度 髙島屋営業報告

エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)

阪神阪急百貨店の全店計:142,0%、阪急本店:156.0%、阪神梅田本店:242.4%、支店計:113.5%、全店計の入店客数:140.1%であった。(前年比%)

インバウンドを除く国内売上高の2019年対比は、全店計で実績を超え、特に都心店では103%、阪急本店は104%とコロナ前の水準を上回る結果となった。

阪神梅田本店が最終的に工事が継続していた地下1階の食品売り場が完成し、4月6日に全館グランドオープンをした。特に強化した洋菓子や惣菜売場を中心に好調で、午前中は洋菓子の新ブランド目当ての新しいお客様、午後は従来のお客様のご来店と、終日賑わいを見せ、連日盛況。売上高の2019年対比も117%と好結果。

阪急うめだ本店は、外出の機会が増えたことも有り、婦人・紳士ファッション全般が先月の続き好調であった。中でも婦人靴の売上が昨年の2倍を超えた。また、宝飾品も依然高い売上の伸びを示しており、100万円以上の高額品の売上高前年比は約7割増となり、店舗全体の売上高前年比は約6割増と高伸、阪神梅田本店とともに全店を牽引した。

2022年 4月度 営業概況2022年 4月度 売上速報