業界四方山話 – 2022-03-01

三春屋の3月日のグランドオープンは見送り

 青森県八戸市の百貨店「三春屋」は、令和3年年8月中旬に、全従業員の7割に当たる約100名の解雇・雇止めを発表した。その後、労働組合との団体交渉で、約40名を再雇用する予定としていたが、それから5か月が経過した今、どの様な状況なのかを各方面に当たってみた。

 経営側と団体交渉をしてきた同社労働組合の上部団体は「8、9月の一連の報道からは変化は無いと認識している。」との回答。

 また、行政サイドは、「再雇用において、ハローワークと連携した。その後は、これ以上の話は一切来ない。」と、すでに同社と労働組合間で折り合いが着いたと認識している様子である。

 当事者の三春屋とは、数日間の接触を試みたが、残念ながら、取材に応じてもらえなかった。

 なお、同社の9月のプレス発表では、地下1階の直営食品売場は継続。1、2階の直営部分を6割に減らし、4割を専門店に転換する。2階には、家族向けラウンジを設けるそうだ。
同社のホームページを見ると3階フロアが改装中とある。

 3月30日が大リニューアルオープンの日とされていたが、見送られることが分かった。改装は可能な部分から順次進めていく模様。青森での桜満開日の頃には、その改装効果が出ていることを期待したい。

(敬称略)