初売り、売り上げは昨年比20%~50%増(大手百貨店)2022年1月4日

初売り売上

今年の初売り、売上高は昨年の20%~50%増となったと大手百貨店4社が発表した 。

昨年の9月30日に緊急事態宣言が解除されてから、徐々に百貨店の客足が戻ったことで売れ行きが好調となった。

高島屋

2年ぶりの福袋の販売が好調で、2~3日の売上高の合計が前年比で約50%増だった。

日本橋高島屋では午前10時のオープ前から行列が続き、人数は昨年の4倍となったが、コロナ前の2020年と比較すると約6割にとどまった。

福袋は食品が人気で、衣料品や宝飾関連も好調だった。

そごう・西武

大手百貨店の中では、唯一元旦から営業を行い、元日の売り上げは41%増となった。

J・フロントリテイリング

2~3日が約4割増(法人向けなどを除く)となった。

三越伊勢丹ホールディングス

都内の伊勢丹新宿店、三越日本橋店、三越銀座店の2~3日の売り上げが、約20~45%割増だった。 

しかし、4社ともコロナ禍前の2020年の初売りと比べると約3~4割減となった。

参考:東京新聞 2022年1月4日 20時48分 (共同通信)

2021年12月売上速報

売上速報によると、全国的な新型コロナウイルス感染者数の減少により、多くの百貨店が、昨年比2桁増で好調となった。

高島屋

高島屋各店計売上高は前年同月比10.2%増となった。店舗別売上では、立川店を除く店舗が前年実績を上回った。

紳士服・紳士雑貨・婦人服・婦人雑貨・特選衣料雑貨・宝飾・子供情報ホビー・スポーツ・リビング・食料品・食堂が、前年実績を上回った。

そごう・西武

そごう・西武10店の売上高は前年同月比5.9%増(2019年同月比4.5%減)、西武池袋本店は8.6%増(0.9%減)となった。

J.フロントリテイリング

大丸松坂屋百貨店合計で昨年比12.4%増。博多大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の合計売上高は12.6%増だった。店舗別では、直営13店舗中10店舗と博多大丸、高知大丸が前年実績を上回った。

商品別では、ラグジュアリーブランドや宝飾品が引き続き好調であったほか、コート、スーツといった重衣料
や食料品も健闘し、全てのカテゴリーにおいて前年実績を上回った。

三越伊勢丹ホールディングス

三越伊勢丹計で昨年比24.7%増。時計や宝飾、ハンドバッグ、ラグジュアリーブランドの売り上げが堅調であった。

エイチ・ツー・オーリテイリング

都心店を中心に好調で、売上高は2ヶ月連続で前年比2ケタ増と伸長。12月も、阪急・阪神両本店が牽引。
また、売上高前々年比は97%、内国内売上高は102%と3ヶ月連続で国内ベースではコロナ前の前々年を上回り、
回復傾向が続いた。

クリスマスケーキは売上高前年比109%、おせち料理は104%と、前年巣ごもり需要で伸長した実績をさらに上回る
好結果となった。
お歳暮ギフトの受注については、店頭受注が苦戦するも、インターネット受注がカバ―し、商戦全体ではほぼ前年並みとなった。

新年に好調なスタートを切った各百貨店だが、

今後は、年明けからの急速な感染拡大をしているオミクロン株の影響が懸念される。