2025年4月 百貨店のニュース

松本の「井上百貨店」最後の営業 約400人が列「最後をかみしめたい」 建物の老朽化などで45年の歴史に幕 「アイシティ21」に機能集約へ
2025年3月31日(月)
長野県松本市の井上百貨店は3月31日に閉店し、開店前には約400人の買い物客が集まりました。先着500人には感謝の紅白まんじゅうが配られました。1979年にオープンした同百貨店は、老朽化を理由に45年の歴史に幕を下ろし、機能は山形村の系列店「アイシティ21」に統合されます。多くの客が閉店を悲しむ声を上げています。 Yahoo!ニュース
近鉄百貨店/大阪市の商業施設「Hoop」6月から順次リニューアルオープン
2025年04月14日(月)
近鉄百貨店は、大阪市の商業施設「Hoop」において、6月から来春にかけて大規模なリニューアルを行い、段階的にオープンする予定です。このリニューアルのテーマは「自分スタイル編集館」とし、ファッション、スポーツ、アミューズメントなど様々なニーズに応えることを目指しています。
最初のフェーズとして、6月から7月にかけて1階をリニューアル「SALOMON」や「New Balance」といったスポーツブランドが新たに出店します。さらに、上層階では「Onitsuka Tiger」や「アディダス ブランドコアストア」、「BOSTON CLUB」が移設され、隣接する「and」から「IL BISONTE」も加わります。
7月以降には、上層階に大型スポーツ専門店「スーパースポーツゼビオ」やアミューズメント施設がオープン予定です。また、「あべのハルカス近鉄本店」や「and」、新たにオープンする「あべのウェルビーイングテラス」と協力し、あべの・天王寺エリア全体の活性化を図る方針です。 流通ニュース
近鉄百貨店、クリニックやレストランが揃う医療モール「あべのウェルビーイングテラス」を開業
2025年4月14日(月)
近鉄百貨店は2025年7月1日に医療モール「あべのウェルビーイングテラス」を開業予定です。この施設は地上4階建てで、クリニックやレストラン、調剤薬局などを備え、地域住民の健康と生活の質向上を支援することを目的としています。また、ウェルネスな暮らしを提案するヴィタと共同で、地域住民の「ウェルビーイング」な生活を促進します。
さらに、近鉄百貨店は4月11日に発表した中期経営計画において「百“価”店」への生まれ変わりを目指し、特にあべの・天王寺エリアの魅力を最大化することを重点に掲げています。エリア内の既存施設「あべのハルカス近鉄本店」「and」「Hoop」と連携し、新たな医療モールを加えることで、地域住民と来店客に新しい価値を提供し、「ハルカスタウン」として地域の活性化を図る狙いを持っています。 ライフ総合ニュース
百貨店免税売上高、3年ぶり減 円高、世界経済悪化懸念で―3月
2025年4月30日(水)
日本百貨店協会が25日発表した3月の全国百貨店売上高によると、訪日客の購買状況を示す免税売上高が前年同月比10.7%減の442億円と3年ぶりにマイナスとなった。円高傾向や世界経済の悪化懸念で消費マインドが低下したことが響いた。
免税品の購買客数は51.5万人と3月として過去最高だったが、1人当たりの購買単価が大きく減少した。高級ブランドのバッグなど高額品の売れ行きが不調だった。
百貨店全体の売上高は総額4953億円。既存店ベースで2.8%減と2カ月連続のマイナスだった。 時事通信