日本の百貨店のあゆみ20~天満屋百貨店

岡山、広島、鳥取に店舗を持つ百貨店。岡山県岡山市北区に本社を置く。地場百貨店としては日本一の売り上げを誇り、自立経営で黒字を維持している。
小間物店から百貨店へ
1829年(文政12年) 伊原木茂兵衛(37歳)が備前西大寺に小間物店を創業
(1853年ペリー来航)
1857年(安政4年) 呉服を中心とした商売を開始
1896年(明治29年) 小売専業となり、正札販売を開始
岡山の発展に注力
1912年(大正元年) 岡山市中之町に支店開設
1918年(大正7年) 天満屋株式会社創設
(1923年関東大震災)
1925年(大正14年) 本店を岡山市に移し、形態を百貨店に改組。従業員として、女子第一期生を採用
1927年(昭和2年) 岡山店西館竣工、屋上喫茶(ソーダ・ファウンテン)、岡山初のエレベーターを新設
1928年(昭和3年) 商号を株式会社天満屋に改称
1934年(昭和9年) 倉敷市旭町(現・鶴形1丁目)に倉敷出張所開設
1936年(昭和11年) 3月11日、火災のため本館と付属建物を全焼する。10月には新館オープン。岡山店新店舗屋上に子供の国オープン
1937年(昭和12年) 福山市築切町(現・元町)に福山出張所開設
1945年(昭和20年) 6月29日の岡山空襲により全館焼失するが、3ヶ月余りで営業を再開
1947年(昭和22年) 福山支店を開業
1949年(昭和24年) 天満屋バスステーションを開設
県外への進出
1951年(昭和26年) 福山支店を現在地に移転。福山天満屋に改称
1954年(昭和29年) 広島天満屋(のちの八丁堀店)を開業
1961年(昭和36年) 岡山駅前の岡山会館ビル地下1階に「岡山会館店」を開業
1963年(昭和38年) 福山店 新店舗開店
1964年(昭和39年) 菊屋の店舗を倉敷店として 新店舗開店
1969年(昭和44年) 岡山店・バスステーション再開発完了
1981年(昭和56年) 三原店を開店
1989年(昭和64年) 天満屋ロゴリニューアル
郊外へ都市型店舗を開設
1990年(平成2年) 都市型百貨店として広島アルパーク店を開店。米子しんまち天満屋開業。
1992年(平成4年) 天満屋女子陸上競技部創部
1997年(平成9年) 広島緑井店開業
1999年(平成11年) 大型複合施設津山店開店
2001年(平成13年) 高松天満屋開店
2006年(平成18年) 3月12日 三原店閉店
2008年(平成20年) 3月29日 倉敷店を倉敷三越の跡地へ移転
2014年(平成26年)3月31日 高松天満屋閉店
2015年(平成27年) 全国初 商店街と百貨店の免税一括カウンターが岡山本店にオープン
2017年(平成29年)12月27日 常務江國成基が創業家以外から初の代表取締役社長就任
2018年(平成30年) 「女性活躍推進企業」としてえるぼしマーク取得
2020年(令和2年) 広島アルパーク店を閉店
2022年(令和4年) 広島緑井店を閉店
2023年(令和5年) 優良な「子育てサポート企業」としてプラチナくるみんマーク取得
2024年(令和6年) 米子しんまち天満屋が「天満屋松江ショップ」を開設
2025年1月1日(令和7年) 各店舗で全館休業
2025年(令和7年)日本で唯一エレベーターガールが存続(夏休み、年末年始など特別日のみ)。開店100周年
経営理念「地域社会への奉仕」
現在の店舗(2025年2月)
岡山本店
津山店
倉敷店
福山店
米子しんまち天満屋
参考:天満屋の歩み