デパート新聞 第2741号 – 令和6年10月1日




8月東京は6.6%増
日本百貨店協会は、令和6年8月東京地区百貨店(調査対象12社、22店)の売上高概況を発表した。売上高総額は1210億円余で、前年同月比6.6%増(店舗数調整後/36か月連続増)だった。店頭・非店頭の増減は、店頭4.9%増(90.3%)、非店頭25.6%増(9.7%)となった。
百貨店データ
- 3社商況8月
- 8月店別売上前年比(%)

彼岸まで続いた猛暑も、ようやく一息ついたと思う10月である。能登半島では、同じ年に地震と異常豪雨という2つの大災害に見舞われた。亡くなられた方々に深く哀悼を捧げるばかりである。
被災された方々のご苦労を思うと、「お互い様」では済まない理不尽な思いが募る。なぜ高齢者の多い能登ばかりにこのような災禍が降りかかるのだろう。国は地方に対して、起きるべき災害のための備えにどこまで本気に取り組む気があるのだろう。
資本主義の合理性ばかりを追わないで、非合理的なことに真摯に向き合い、解決する覚悟を私たちは持たなければならない。