デパート新聞 第2736号 – 令和6年7月1日
5月東京は17.3%増
日本百貨店協会は、令和6年5月東京地区百貨店(調査対象12社、22店)の売上高概況を発表した。売上高総額は1414億円余で、前年同月比17.3%増(店舗数調整後/33か月連続増)だった。店頭・非店頭の増減は、店頭19.2%増(92.8%)、非店頭2.6%減(7.2%)となった。
百貨店データ
- 都内各店令和6年5月商品別売上高
- 関東各店令和6年5月商品別売上高
- 5月店別売上前年比(%)
- 3社商況5月
レジで商品を入れる袋に料金がかかるようになって、数年が過ぎた。環境保全のために、すべての人にプラスチックの環境汚染の問題意識をもたせようという取組みだが、コミュニケーションの見地からはいろいろとマイナスを起こしていると言わざるを得ないだろう。
2円、3円だろうと追加料金を請求する店側の立場では、決して楽しい会話にはならないし、いちいち必要かどうか尋ねられる消費者としても煩わしいだけである。
スーパーのセルフレジで袋の購入を言い忘れ、改めてレジ係に申し入れることで次の顧客を待たせ、申し訳なく落ち着かない気持ちで支払いと袋の詰め込みをするなど、トラブル未満のストレスも起きている。
ここにも、文明社会の息苦しさが見えてくるのである。