デパート新聞 第2644号 – 令和2年7月1日
ヘッドライン - 1面
5月東京は71.6%減
他地域に比べて全店での営業再開が遅れ、全国平均より厳しい商況となった
3社商況5月
- 三越・伊勢丹ホールディングス
- 髙島屋
- 大丸松坂屋百貨店
人事異動
- ㈱近鉄百貨店
- ㈱三越伊勢丹ホールディングス
朧
公職選挙法違反(買収)容疑で河合夫妻が逮捕された。昨夏の参議院選挙で、自民党が巨費をつぎ込んで河合案里候補の支援に廻された資金の一部が支援者への買収工作に使われた疑いもある。この選挙には官邸、安倍総理の意向も強く影響しているとされ、今後、与党も含め、様々な所から責任追及されるだろう。
問題が生じる度に、自身に責任があると潔く認め、全力を挙げて職に邁進すると言い続けてきた安倍さんは、同じ言を繰り返すのだろう。政治家の責任のとり方は、自らが逮捕され失職しない限り居据わるという一つの形を示し続けている罪も重い。
都内各店令和2年5月商品別売上高
ヘッドライン - 2面
デパートのルネッサンスはどこにある?
先行する顧客の心理
5月25日に緊急事態宣言の全面解除が発表され、ほぼ1か月が経過した。もちろんコロナウイルスの感染者がゼロになったわけではない。特に首都東京では、このところ連日の様に40人近い新規感染者が「発見」されている。当然第2波を心配する声も聞こえるものの、6月19日からは休業要請の全面解除に加え、県境を跨いだ通行もOKとなった。一度動き始めた「経済」という歯車は、もはや誰にも止められない、と言うところだろうか。
続きは デパートのルネッサンスはどこにある? 2020年7月1日号 を御覧ください。
令和元年度 百貨店各店決算報告
令和元年度の百貨店の決算は、コロナウィルスの蔓延のはじまる前後に終了
しており、2月決算月の百貨店は外国人観光客の激減の影響で売上減がすで
に発生している中で締めがなされた。
どうにか形を整えた決算の後、3月から大変な事態が到来し、日本中の百貨
店が令和2年度の見通しは全くたたないというのが、現状の経営判断だろう。
国内顧客に対してどれだけ訴求が出来るのか、かつてない正念場を迎えてい
る。
- ㈱松屋
- ㈱山陽百貨店
- ㈱ながの東急
- J・フロントリテイリング㈱
- ㈱高島屋
- ㈱さいか屋
- ㈱井筒屋
- ㈱大和
- ㈱近鉄百貨店