2023-12 アメリカ・デパートニュース

メイシーズ トレーシー・プレストンを最高法務責任者に任命

2023年12月5日

ニューヨーク–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ) — メイシーズ・インク(NYSE:M)は本日、トレーシー・プレストンが2024年1月8日付でメイシーズの最高法務責任者兼コーポレート・セクレタリーに就任し、メイシーズのトニー・スプリング社長兼次期最高経営責任者(CEO)の直属になると発表しました。

トレーシーは最高法務責任者として、雇用、不動産、クレジット、商業・規制問題、企業セキュリティ、内部監査など、メイシーズ・インクの法務、訴訟、コンプライアンスを幅広く担当する。また、コーポレート・セクレタリーとして、上級幹部および取締役会の法律顧問を務めます。

     Macy’s, Inc. Names Sharon Otterman Chief Marketing Officer of Macy’s

米メーシーズ、投資家グループが買収・非公開化提案 58億ドル

2023年12月11日

[10日 ロイター] – 米百貨店大手メーシーズ(M.N)に対し、不動産投資会社アークハウス・マネジメントと資産運用会社ブリゲード・キャピタルで構成する投資家グループが非公開化に向けた58億ドルの買収案を提示した。

同グループは未保有のメーシーズ株を1株当たり21ドルで取得する案を今月1日に提示したという。これは8日終値を20.76%上回る水準。

同グループはアークハウスが運用するファンドを通じて既にメーシーズ株を大量に保有しており、買収案について会社側と協議した。その後、メーシーズの取締役会で検討が行われたが、会社側の立場は不明という。

メイシーズの時価総額は約47億7000万ドル。株価は今年、約15.79%下落している。

                                   REUTERS

低価格入札でメイシーズがより良い選択肢を探す可能性

2023年12月12日

ニューヨーク 12日 ロイター] – メイシーズ・インク(M.N)に58億ドルの買収提案を持ちかけた投資会社は、買収に成功する可能性は低いが、米百貨店運営会社にさらなる価値を引き出させることには成功するかもしれない、と投資銀行家やアナリストは述べている。

アークハウス・マネジメントとブリゲイド・キャピタルが、メイシーズ、ブルーミングデールズ、ブルーマーキュリーの各店舗の親会社に対し、1株当たり現金21ドルを提示したとのニュースにより、メイシーズの株価は月曜日に19.4%上昇し、20.77ドルとなった。
この提示額についてコメントを出していないメイシーズだが、株価が2月に25ドルで取引されていたことや、この提示額がほとんどの評価基準でニューヨークの同社を過小評価していることを考えると、この価格に近い取引が成立する可能性は低いとアナリストや銀行家は述べている。アナリストや銀行家によれば、メイシーズの株価収益率(PER)は7.2倍で、10年平均の9.1倍を下回っている。

他のレガシー百貨店と同様、メイシーズも、実店舗の規模がはるかに小さい若いオンライン競合他社との競争に苦戦している。

             Lowball bid could spur Macy’s to look for better options