地方デパート 逆襲(カウンターアタック)プロジェクト そのその52 CA プロジェクトの松菱百貨店での具体的進行(その8)

移動デパートマッピー号の運行
松菱百貨店が、地方デパートとしてCAプロジェクトの骨子である「ここにしかないモノ」の発信として考えたのが、中型のバスを大改造して商品ディスプレイ機能を持った松菱マッピー号です。マッピー号の名前は、松菱百貨店のキャラクターマッピーちゃんに由来し、25人乗りのバスの座席をすべて取り払って、新たに接客机と椅子を設置するとともに商品のディスプレイ台を車内に取り付けて、デパート内で同レベルの接客が出来る態勢を作りました。この運行が令和6年11月から始まりました。
お披露目は三重大学の学園祭で、地域の方々が多数集まる中に登場したマッピー号は高い関心を集めました。特設スペースを作った選べるガチャガチャの販売は、普段デパートに足を運ばない若い人たちから大変喜ばれました。また、大谷翔平選手がモデルの寝具の体験スペースを設け、多くの方々が車内に設置された商品見本のベッドに横たわり、心地よい感触を味あわれました。更に、車外の路上スペースには折柄の大雨の中、水害対策の防災グッズの商品見本も設置しました。
マッピー号は、商品を積んで地域の皆様のところへ伺いますが、いわゆる移動販売ではなく、お客様にマッピー号に乗車いただき、バスの中でゆったりと買物を楽しんでもらうという移動デパートという趣向です。積み込める商品の数は限られますが、お客様の意見をきめ細かく聞いて対応する暮らしのサポーターが同乗し、デパートならではの質の高い接客を行い、遠方の方や高齢者にデパートとしての買物を楽しんでいただくことを目指して運行します。
どこにでも行くコミュニケーションの拡がり



12月には紳士服のイージーオーダーの出張採寸を行ない、日頃デパートに来ることが難しい建設会社の方々の背広作りをしました。デパートでは出来ない顧客の方々との触れ合いは、まさに地域とのコミュニケーションの拡がりに繋がります。現在も、「食べる本屋さん」の移動図書館プランの実現や植物公園でのイベント参加など、地域の方々が集まる場所を中心に移動デパートの周知に努めています。
今後、マッピー号は三重県内のみならず、愛知、奈良、和歌山へも運行をします。予め予約をいただければご要望の商品を用意して、希望された地域のお客様のところへお伺いします。マッピー号はデパートに来ることが難しいお客様とのコミュニケーションの絆となります。
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