デパート新聞 第2770号 – 令和8年1月1日

明けましておめでとうございます

地方デパート逆襲(カウンターアタック、CA)プロジェクトを全国の地方デパートで展開

デパート新聞社社主 田中 潤

 デパート新聞読者の皆様あけましておめでとうございます。

 デパート新聞社が松菱百貨店様で2年前から推進している地方デパート逆襲(カウンターアタック、以下CAという)プロジェクトは昨年後半からJU米子髙島屋様、山陽百貨店様、八木橋百貨店様、西武秋田店様、金沢エムザ様、山口井筒屋様、丸広百貨店様の7つの地方デパートで事業展開しております。年明けからは、さいか屋横須賀店様、加古川ヤマトヤシキ様他いくつかのデパートでの開催が確定しています。

 展開しているアイテムは、選べるガチャガチャランドです。本紙読者には既にお馴染みですが、カプセルトイをガチャガチャの機械に入れず、剥き出しのままカゴの中に入れて販売するものです。これにより、お客様は全く同じ商品をいくつも買わなければならないという負担が無くなり、欲しいものを合理的かつ早々に買い揃えることができます。なお、この事業は公益法人東日本大震災雇用・教育・健康支援機構の主宰で進めており、ここで生じた利益はすべて被災地の復興支援等に使われるという公益事業です。

 CAプロジェクトは、相続相談会や移動デパート事業など暮らしに寄り添った事業を合わせて進め、地方デパートが地域のコミュニティーとして大きく寄与することを目指します。それこそが、地方デパートが地域の中で生き残っていく確かな道であるからです。

 日本は今後も大都会と地方での2つの型のデパートが単なる小売店という概念を超え、それぞれの地域の文化・社会環境の向上も担っていかなければならない立場にあります。デパート新聞社はそのために必要なお手伝いを続けて参る所存です。

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

11月東京は3か月ぶりマイナス

日本百貨店協会は、令和7年11月東京地区百貨店(調査対象12社、22店)の売上高概況を発表した。売上高総額は1558億円余で、前年同月比マイナス0.1%(店舗数調整後/3か月ぶりマイナス)だった。店頭・非店頭の増減は、店頭2.3%増(92.0%)、非店頭マイナス21.3%(8.0%)となった。

百貨店データ

11月店別売上前年比(%)

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 生成AIの成長が異常なほど早い。要望したことにはかなりのレベルで答えてくれる。しかも、人間同士のやりとりに比べて、尋ねる側を配慮した対応がいやに優れている。これでは、話すことで、ストレスの溜まることの多い人間同士のやりとりは加速度的に減っていくだろう。
AIの進歩でどうやら見込み違いだったのは、職業への影響である。AIが知的レベルでの判断や方針づくりまで出来るようになったことで、すべて役割を無くしたホワイトカラーの仕事は激減する可能性が高まる一方、取って代わられると思われていた肉体労働は、ロボットでは出来ないものも少なくなく、むしろ存在感を増しているようである。
 人はここに来て、ブルーカラーの仕事で勝負するチャンスを得たのである。良いような悪いようなというところだが、これによって、エッセンシャル産業への評価が高まれば吉報ともいえよう。