松屋銀座の招福袋

集合写真

 開店100周年の松屋銀座の新春福袋発表会を見て来た。
※場所は松屋の裏手だ。

・体験型福袋が盛りだくさん! 職人による実演も! 現物多数ご用意!
・メディアの皆さまも体験いただけます。
・2026年松屋の招福袋メディア発表会
・11月5日(水)①9時30分から ②11時から * 13時まで対応
・於 紙パルプ会館2階 フェニックスホール

 以上が松屋から送られてきた招待状の表書きだ。文面から100周年の節目にインバウンドだけでなく、いかに都心の富裕層を取り込みたいのかが判る。

 そして古屋社長肝いりで実施した「お化け屋敷」企画もそうだが、モノからコトへシフトしたいという意思が「体験型福袋が盛りだくさん!」の惹句からも伝わって来る。

 大手デパートの福袋発表イベントは毎年、年末恒例のニュースとして取り上げられる。松屋銀座には弊社以外にも、多数松屋銀座の招福袋のメディアが取材に訪れていた。

 発表会では、「体験」以外のキーワードとして地域性とエンタメ性の重視を謳っており、「『わ』でつながる招福袋」として、他の百貨店との差別化を強調していた。

 只、筆者が何より驚いたのは、「今年らしいキーワードを盛り込んだ福袋」を企画した本人(社員やテナント)がメディアの前で順番にプレゼン(発表、紹介)をする、というスタイルだ。1企画に3分ずつのプレゼンタイムが与えられている。

 ルビンのオーダーこけしのコスプレや和菓子作りの実演、寸劇(コント)で笑いをとったり、プレゼン自体をエンターテインメントと捉え、招待客(メディア各社)に体感させ、楽しませよう、という趣向だ。

 プレゼンにはそれぞれ手作り感があり、ちょっと学芸会の様な印象を受けたものの、「みんな頑張ってるな!」という、スタッフを応援したい、という気持ちが芽生えたのも事実だ。

 今年5月に開店100周年を迎えた松屋銀座では、これを記念した特別な福袋(松屋では「招福袋」と呼ぶ)をはじめ、店舗を構える東京・銀座、浅草の地域色、体験型を主軸に、前年とほぼ同じ約1万2000個を用意する。

 このうち約160種類はオンラインストアで11月4日から第1弾の販売を既に開始している。12月1日午前11時から23日までは第2弾を受け付ける、という。

 尚、店頭では1月3日の初売りから始める、としており、正月早々買物に出かける、と言うよりは、事前に福袋を確保して、正月自体は「ゆったりと」楽しんで欲しいという、意向の様だ。具体例をいくつか紹介しよう。

開店100周年記念 GINZA FROZEN GOURMET 「銀座めぐり」福袋

1.開店100周年の「100」を意識し、松屋銀座が手がけている高品質な冷凍食品を専門に販売する「G I N Z A F R O Z E N G O U R M E T(ギンザフローズングルメ)」の冷凍食品10点と、そうした食品を開発している銀座の老舗「銀座日東コーナー」「銀座みかわや」などでペアランチが体験できる約9万円相当の「松屋銀座100周年記念 銀座めぐり福袋」は5万円で限定3袋販売する。言わば実物+体感のハイブリッド型だ。

令和ハチ年!銀座はちみつ福袋

2.蜂蜜を採り始めて20年目となる銀座はちみつの逸品を揃えた「令和ハチ年!銀座はちみつ福袋」(限定10袋、1万6001円)は今回初めての販売となる。

 「銀座ミツバチハチミツプロジェクト」のアンバサダーを務める歌舞伎役者の中村米吉が採蜜した「銀座はちみつ」約2万円相当が播磨屋の木箱に入っている。

 ギンザフローズングルメと銀座はちみつは、松屋の古屋社長の言う「松屋は東京のローカルデパート」を実現させた逸品だ。

食の福ガチャ~「わ」でつながる福袋~

3.目玉の体験型として人気の「ガチャ」は、4年目となる今回更にバージョンアップし、「食の福ガチャ〜『わ』でつながる福袋〜」( 限定100袋)として、1回8000円でガチャを回してもらう。

 米やオリーブオイルなどの生活応援商品から、2万円相当の本マグロ入りにぎりずし100貫セット、3万円相当の「百周年祝肉ケーキ」、最大3万6000円相当の玄米30キロまで、約25種類がガチャの賞品だ。物価高対策に加え、運試しとエンタメ性を兼ねている、という訳だ。

 只、筆者的には「運試し」で要らない物が当たったら困るな、という貧乏性が先走り、ガチャに8000円はとても出せないと正直思った。

文:編集長 山田悟  
取材、撮影:広報部長 山口清秀