丸広百貨店東松山店 2024年8月18日営業終了
8月で姿消す百貨店、70年の歴史に幕 10年で売り上げ4割減る 「中心街の集客落ちるのでは」「買い物不便に」の声 26日から閉店セールも
2024年06月24日(月)
東松山市材木町の丸広百貨店(本店・川越市)の東松山店が、70年の歴史に幕を閉じる。売り上げの減少や、建物の老朽化などを理由に、8月18日をもって閉店する。地元では「中心市街地の集客に危惧」や「買い物が不便になる」などの声が上がっている。
同店は1954年7月に出店。70年には、市の中心市街地に地下1階地上5階建てのビルを建て移転した。東武東上線東松山駅東口から徒歩5分の好立地を生かして、地元や比企地域の人たちに長い間、利用され、愛されてきた。
同社は、閉店について「売上高の減少、商圏内のスーパーなどとの競合の激化」「建物の設備の老朽化」を理由に挙げている。 具体的には「2014年からの10年間で、東松山店の売り上げが約4割減少している」と説明する。 東松山市観光協会会長で、地元で寝具店を経営する内山明夫さん(74)は「市の中心街の集客力が落ちてしまうのではないか」と危惧している。
閉店後は8月23日から市内のビバモール東松山店2階に「まるひろminiビバモール東松山店」を開き、ギフトを中心に手がけるという。
■まるひろ東松山店公式サイト まるひろ東松山店 営業終了のご案内