2026年02月 百貨店のニュース

2月末で閉店の名鉄百貨店 1階・地下1階では営業継続を検討 未定となった名鉄名古屋駅再開発 JR東海の協力はあるのか?

2026年2月4日(水)

名鉄百貨店は2月末閉店予定だが、地下1階と1階にテナントを入れて商業活動を継続する方向で検討されている。近鉄パッセは現時点で2月閉店予定のままである。一方で名鉄グランドホテルは宿泊業務を継続するものの宴会場は人手不足で終了し、バスセンターも同じ場所で継続されるが、百貨店の2階以上の扱いは未定のままである。

髙﨑社長は「何らかの形で賑わいを作りたい」と述べており、閉店後も一定の賑わいは残される見込みだ。 再開発全体の始動時期は不透明で、ゼネコン側の事情もあって先行きが見えないが、SBI金融経済研究所の難波主任研究員はリニア中央新幹線の開業が決定すれば名駅再開発への期待が高まり、名鉄のプロジェクトも動き出す可能性があると指摘している。

隣接するJR東海については、丹羽社長が名古屋経済の重要性を認めつつも「直接関わることは考えていない」として資本協力の公表はなく、表面的には協力は限定的と見られる。しかしJR東海は、地下でリニアの駅建設を進めながら地上で新幹線の営業を続ける高度な施工・運行技術を持っており、営業継続下での工事という点で技術情報の共有などの協力は期待できる可能性がある。名古屋経済にとってこの再開発の進展は大きな課題となっている。

百貨店4社、1月は全社増収 高級ブランドや催事が中国客減収をカバー

2026年2月2日(月)

三越伊勢丹ホールディングスなど百貨店大手4社の1月既存店売上高は全社前年同月比で増収となった。国内需要では衣料やバレンタイン催事、高級ブランドの駆け込み需要が牽引した一方で、免税売上は中国の渡航自粛要請などで大きく落ち込んだ。

三越伊勢丹が3.3%増、高島屋7%増、大丸松坂屋1.3%増、阪急阪神百4.2%増で、国内売上が全体を支えたが、各社の免税売上は三越伊勢丹が12.5%減、高島屋18.9%減、大丸松坂屋16.6%減、阪急阪神百は約2割減と大幅なマイナスとなり、春節の大型連休が2月にずれたことも影響した。  

海外客では中国・香港を除く地域や中国以外の免税売上が好調で、大口の中国客は前年を上回る例もあったが、2月の春節商戦を前に中国発着便の減便や中国政府の再度の渡航自粛呼びかけで団体客減少が避けられず、百貨店各社の売上全体にどの程度影響が出るかが注目される。

1世紀営業の地で幕 長崎の老舗百貨店・佐世保玉屋でセレモニー

2026年2月1日(月)

老舗百貨店の佐世保玉屋(長崎県佐世保市)が1月31日、アーケード商店街に面した9階建ての店舗(同市栄町)での営業を終了した。

同社は、江戸時代の1806年、佐賀県で創業した商店がルーツ。1894(明治27)年に佐世保市に出店し、1920(大正9)年から現在の場所で呉服店、百貨店を、1世紀を超えて経営してきた。

現在の店舗は1945年から4回増改築をして1964年に完成したもので、市から耐震診断の結果を報告するよう命令を受けていた。佐世保玉屋は2月から3月をめどに佐世保市万津町の自社ビルに店舗を移し、営業を続ける予定とのこと。