▶「小さなおもちゃの国」速報 ◀
1.令和8年9月16日(水曜日)にオープンした大宮髙島屋は、初日苦戦も2日目に200万円超



デパート新聞社が地方デパートで開催している「小さなおもちゃの国」。
27拠点目となる天満屋福山店をオープン後、すぐ翌週には埼玉の巨大ターミナル大宮駅前の髙島屋を28拠点目とし、29拠点目は再び東北に飛び、仙台の藤崎での開催となった。
この夏休み「小さなおもちゃの国」は北関東、東北、中国地方と巡り、大宮での開催は埼玉県としては熊谷、川越に続く3拠点目となった。宮城県仙台市は、秋田県、福島県、岩手県に次いで東北エリア4県目となり、後は青森県に進出すれば、東北地方はコンプリートした事になる。
※6年半前に大沼が閉店しデパートゼロ県となった山形県を除き。
1.大宮髙島屋は、髙島屋のグループとしては、JU米子髙島屋、岡山髙島屋に続く3店舗目となる大宮髙島屋は典型的な駅前立地デパートである。ご存知だとは思うが、大宮は埼玉1の商都であり、駅の乗降客数は1日64万人超で全国14位の大型ターミナル駅だ。
但し、大宮にはそごうというコンペティター(競合店)が存在し、髙島屋は地域2番手のデパートであることは否めない。だからこそ今回の「小さなおもちゃの国」の開催によって、ライバルとの差別化を図りたいという思いがあるのだと思う。
初日は朝からあいにくの雨、会場も地下2階の食品フロアの一番奥だったためか、館内告知が少なかったのか、正直言って少々盛り上がりに欠けた。只、翌日の木曜日はメインの主婦層、若い子連れファミリー層に加え、夕方からは女子中高生も加わり、大勢のお客様で賑わった。売上的にも200万円の大台に乗せ、驚くべき「バウンスバック」を見せてくれた。大手百貨店である髙島屋の底力を感じさせるものだった。
※用語解説:バウンスバックとは、悪い結果の直後に良い結果を出して立ち直ることを指すゴルフ用語。ボギー直後、次のホールでバーディーをとってスコアを挽回する。
4日目の土曜日にも再び200万円台をマークしてシルバーウィークに突入した。選任スタッフが常時カプセルトイを補充しており、この後も安定的に100万ベースの売上を継続し続けるだろう。
2.令和8年9月19日(土曜日)にオープンした仙台の藤崎は、初日310万円で売上記録を更新



2.仙台の藤崎は、大宮からわずか3日後にスタート。筆者は勝手に「東北三大デパート」と呼んでいるが、郡山のうすいや盛岡の川徳には申し訳ないが、東北ナンバーワンのデパートは藤崎だと言っても誰も異論はないはずだ。
そもそも宮城県仙台市は東北地方唯一の100万都市であり「地方都市」と呼ぶのがはばかられるくらいの大都市だ。
※因みに大宮を擁するさいたま市の人口は130万人。
シルバーウィーク初日の土曜日にスタートした事もあり、開店前に300人以上お客様が館の前で行列した。ここまでは他のデパートでもあったが、驚いたのはそれからだ。昼を過ぎても行列が途絶えないのだ。催事スペースのある5階子供服フロアの廊下を埋め尽くした入場列は4階フロアにまで及んだ。
藤崎の社員が大勢でお客様整理に当たったのは言うまでもない。客列の維持は実際大変な仕事なのだが、スタッフは皆どこか嬉しそうな表情だ。デパート人のスピリットとはそういうものなのだろう。
結果、初日売上は今までの宮崎山形屋の記録を塗り替え310万円を超えた。仙台初出店に対するお客様の期待感の高さが裏付けられた形だ。県民性なのであろうか、東北のお客様は我慢強い。長蛇の列となっても離脱せず、粛々と入場の順番を待っている。藤崎の知名度と信頼感が顧客のロイヤリティを高めているのだと思った次第だ。

デパート新聞編集長


