加古川ヤマトヤシキで地方デパート逆襲(カウンターアタック、CA)プロジェクト実施              ~小さなおもちゃの国と相続相談会~

 令和8年7月31日から8月31日まで加古川ヤマトヤシキでは、小さなおもちゃの国が開催され、夏休み真盛りということもあって、多くの親子連れ、若い人たちが会場に訪れた。ヤマトヤシキでの小さなおもちゃの国の開催は、今年3月に続いて2回目であったが、この時と比べても大幅な増加となり、売上も150%以上伸びた。いわゆる宣伝チラシも扱わず、SNS・インスタグラムでの発信だけで集客できるのがこのイベントの強みなのだが、今回も一切チラシを使わずにスタートしたものの、連日朝10時の開店時から多くの顧客が押し寄せるという構図となった。また、いつもどおり設置した復興支援募金箱には、熊本地震や各地の豪雨被害も続いていることもあり、多くの募金が集まった。

 さて、小さなおもちゃの国はデパート新聞が地方デパートの存在感を高め、新たな顧客を創出するために用意したイベントだが、そもそもこれは地方デパートCAプロジェクトの一つの手段であり、同プロジェクトはそれ以外にもいくつかの有力なカードをもっている。その一つが不特定多数の者を対象とした相続相談会である。高齢化・多死社会を迎え、誰もが必ずとおる道である相続に関して税金を始め、遺産分割、遺言、葬儀、贈与など様々な観点から専門家がたっぷり時間をかけて個室で無料相談に応じるという企画で、既に津松菱百貨店では多くの顧客から喜びの声が上がっている。

 今回8月29日(土)、8月30日(日)の2日間、相続のベテラン税理士が相談に応じ、予定時間を大幅に延長して相談に応じるという賑わいとなった。この企画は、ヤマトヤシキが立地する加古川市の地元の住民の方々が対象となり、行政や不動産会社、保険会社の相談と比べるとデパートで行っているということで圧倒的な信頼感をもってもらえるという特徴がある。

 担当した税理士からも、「デパートでの相談ということで安心して話せるようであり、大変気持ちよく相談をさせてもらった」との声も上がったという。デパートと顧客の信頼関係を改めて確認できるとともに、相談者からは「これからもこの企画は続けて欲しい」という声が相次いだ。「ヤマトヤシキさんが無くなったら困る」という地方デパートにとって最も大切で本質的な要望が顧客からしばしば出てくるのもこの企画の特徴で、今後ほかの地方デパートでも実施する予定である。