「小さなおもちゃの国」速報

 令和8年の夏、お盆を含めた夏休み期間に、東北から九州まで日本全国17のデパートで「小さなおもちゃの国」が開催された。

 鎌倉、横浜の直営拠点「小さなおもちゃ屋さん」も含めた全19拠点の8月の売上は、遂に総額1億円を突破した。カプセルトイの単価を350円と換算すると、1か月で30万個以上販売した勘定になる。 

 日本全国の「小さなおもちゃの国」から、8月は毎日1万個のカプセルトイがお客様に届けられているという事になる。

 以下、8月に催事をスタートした4店舗の概況をお伝えする。

 尚、17のデパートで開催した「小さなおもちゃの国」は本紙3面の日本地図を参照して貰いたい。「東北から九州」を正に網羅している事が確認できると思う。

1.令和8年8月6日(木曜日)にオープンした京阪百貨店守口店、初日売上100万を超え健闘

 京阪守口の「小さなおもちゃの国」は、20日間という短い期間で、かつ期間後半は30坪という限られたスペースの中で、売上的にはかなり健闘したと言えるだろう。

 京阪電鉄の守口市駅前といっても、大阪の人以外にはピンと来ないかもしれないが、京橋、淀屋橋といった大阪の中心地から電車で20分ほどの住宅街であり、地下鉄御堂筋線守口駅からも徒歩圏内という、交通の便の良い所であり、人口密度も高い。

 そして前述の様に大阪の中心である梅田エリアから至近という事は、大きな買物は阪急阪神に流れてしまう。

 そんな中で京阪守口は、新たな集客の起爆剤として「小さなおもちゃの国」の開催にトライをした。XやインスタグラムといったSNSの告知を駆使して、顧客の裾す そ野のを広げる努力を続けているのだ。

 関東圏で言えば横須賀さいか屋もそうだが、大都市圏に隣接する郊外立地デパートの集客イベントが一番難しい。「小さなおもちゃの国」が、その一助となれば嬉しいかぎりだ。

2.令和8年8月11日(火曜日)にオープンした岡山髙島屋 初日は130万、2日目250万、3日目200万

 開店早々、途切れることなく最上階に到達したお客様方は、アリの行列のように一直線に「小さなおもちゃの国」会場に吸い込まれていった。会場はあっという間にお買物カゴを持った家族連れやカップル、友達同士でいっぱいとなった。

 普段高島屋様にご来店の少ないお客様が中心となっている事は容易に想像がついた。

 30分後には3台のレジに会計を待つ行列ができ、レジの最後尾看板を前に「えっどこまで並んでるの?」と言った驚きの声も聞こえた。

 岡山高島屋は連日全館応援体制をとり、混雑の中でも事故なく最初の週末を迎えることが出来た。結果として、お盆のピークに照準を合わせた「小さなおもちゃの国」はスタート3日間で600万円という成果を上げる事が出来た。

 日中のカプセルトイの補充や売場整理で現場スタッフはヘトヘトのはずだが、予想を上回る来客と売上実績を聞き、疲れが吹っ飛んだ様だ。

3.令和8年8月13日(木曜日)にオープンした東武宇都宮百貨店栃木市役所店 オープン4日間で200万円

 開店から並んだお客様が、開店と同時に会場になだれ込んだ。オープンから1時間の間に7000円超えの大量買いが散見された。店内告知とチラシに加え、「小さなおもちゃの国」の告知に最適なInstagram 等、SNS告知にも注力していただいた。

 通常の「小さなおもちゃの国」での売れ筋は、キャラクターの王道であるサンリオやディズニーなのだが、東武栃木店は「天体の目印チャーム」だという。開始1時間で20個以上が売れたのだ。正直理由は筆者には判らない。

 地方、郊外は、当然都会より空気が澄んでいて、星空もきれいにみえるのかしらと、柄にもなくロマンティックな推測をしてしまった。

 栃木市役所店は、都心でも地方都市でもなく、百貨店としては珍しいロードサイド店舗だ。どちらかと言えば、山梨県のアイシティ21(井上百貨店)に近い業態だ。

 駅前立地のデパートの様に、1日で100万、200万と売れる訳ではないが、初日から売上50万アベレージを継続するのは郊外店舗としてはかなり優秀な成績だ。

4.令和8年8月22日(土曜日)にオープンした川徳百貨店 オープン2日で300万円超とスタートダッシュ

 因みに正式名称は「パルクアベニュー・カワトク」と言うが、れっきとしたデパートだ。それどころか、筆者は前にも述べているが、盛岡のカワトクは、仙台の藤崎や郡山うすいと並んで、東北3大デパート(と筆者は勝手に呼んでいる)なのだ。

 さて、「小さなおもちゃの国」が岩手県に初上陸を果たした。創業160年の老舗デパート「カワトク」での初開催となった8月22日。15、000個のカプセルトイを目指して、多くのお客様が来店された。

 初日、会場がオープンすると、エスカレーターからお客様が一直線に会場を目指して「行進」する光景が見られた。岡山のお客様は礼儀正しく、列は「粛々」と進んだ。

 川徳のスタッフが万全の体制で初日に臨んだため、当然レジ待ちの行列は出来たものの、土日平均150万円を売上げたお客様を、「粛々」と対応していった。

 それでいて、担当者自ら在庫の減ったカプセルトイの補充を、これも「粛々」と進めて行き、お客様は毎日、充実した売場を堪たんのう能することが出来たのだ。

 やはり東北デパート御三家は、一味違うな、というのが筆者の感想だ。

 因みに、9月以降の開催予定店舗は以下3店舗だ。乞うご期待!

  1. 福井西武
  2. 天満屋福山店
  3. 大宮高島屋