小さなおもちゃの国新聞#1

2026年7月の販売・納品記録から、「小さなおもちゃの国」の売れ筋と仕入れ筋を振り返ります。今月は、集計用ブランドグループで見るとサンリオの存在感が大きく、価格では税込300〜500円の価格帯、仕入れ筋では海外キャラクターとサンリオ系の厚みが目立ちました。

※各グラフは当社調査・納品データに基づく相対比較です。販売数量・売上金額・納品数の実数は表示していません。

※名称は「企業・管理主体」「集計用ブランドグループ」「アンブレラブランド」「作品・フランチャイズ」「作品・キャラクターIP」「商品シリーズ」に階層化しました。グラフでは粒度をそろえるため、原則として集計用ブランドグループで比較しています。ジャンル・地域区分は別の軸です。

2026年7月の売れ筋

7月の販売記録を見ると、集計用ブランドグループではサンリオが頭ひとつ抜け、価格では税込400円の商品が中心になりました。300円、400円、500円の3価格帯に記録が集まっており、手に取りやすさと選ぶ楽しさを両立した商品が動きやすい月だったと考えられます。

集計用ブランドグループ別の販売傾向

2026年7月の集計用ブランドグループ別販売記録の相対比較。サンリオが最も高く、ディズニー/ピクサー、モンチッチが続く

集計用ブランドグループでは、サンリオが最も高い記録となり、ディズニー/ピクサー、モンチッチが続きました。ここでいうサンリオは会社名そのものをIPとして数えたものではなく、サンリオキャラクターズと各キャラクターを束ねた集計単位です。ポケモンは作品・商品を横断するフランチャイズ、モンチッチは作品・キャラクターIPとして整理しています。PEANUTS、しずくちゃん、ちびまる子ちゃん、鬼滅の刃なども、それぞれの上位階層にまとめて比較しました。

  • サンリオ:株式会社サンリオを管理主体とし、サンリオキャラクターズと各キャラクターを束ねた集計用ブランドグループです。販売記録では今月の中心になりました。
  • ディズニー/ピクサー:作品・キャラクターを束ねた集計用ブランドグループとして、サンリオに次ぐ安定した動きを見せています。
  • モンチッチ:株式会社セキグチが展開する作品・キャラクターIPです。商品展開数以上に販売面で存在感がありました。
  • その他:フランチャイズ、作品、キャラクターIPを上位の集計単位にまとめると、定番キャラクターとアニメ作品が分散して動いています。

作品・キャラクターIP別の完売記録

作品・キャラクターIP別の販売記録を相対比較したグラフ。モンチッチが最も高く、ハローキティ、ハイキュー!!、PEANUTS、しずくちゃんが続く

集計用ブランドグループの内側を、より小さな作品・キャラクターIP単位で見ると、モンチッチが最も高く、ハローキティ、ハイキュー!!、PEANUTS、しずくちゃんが続きました。サンリオ全体を一つのIPとして扱わず、ハローキティなどの個別キャラクターに分けることで、売場で実際に存在感のある作品・キャラクターが見えやすくなります。

※当社調査データに基づく相対比較です。未分類の記録は含みません。販売数量・売上金額などの実数は表示していません。

価格帯別の販売傾向

2026年7月の価格帯別販売記録の相対比較。税込400円を中心に300円と500円が続く

価格帯では税込400円が最も高く、300円と500円がその前後を固めました。売れ筋の中心は300〜500円で、とりわけ400円が選ばれやすい価格になっています。200円は買い足しや小さなご褒美向け、600円は品数を絞って価値が伝わる商品を置くなど、価格ごとの役割を分けると売場を組み立てやすくなります。

2026年7月の仕入れ筋

7月の納品記録では、海外キャラクターとサンリオ系が仕入れの二本柱となりました。販売面でもサンリオ、Disney・Pixar、Monchhichiが上位に入っており、仕入れと売れ筋の方向性はおおむね重なっています。

商品ジャンル・ブランド系統別の納品傾向

2026年7月の商品ジャンル・ブランド系統別納品記録の相対比較。海外キャラクターとサンリオ系が中心

商品ジャンル・ブランド系統では、海外キャラクターが最も多く、サンリオ系が僅差で続きました。次いでアニメ・漫画・ゲーム、国内キャラクター、企業・ブランドの順です。この区分はIPの階層ではなく、仕入れ構成を見るためのジャンル・系統軸です。定番性の高いキャラクターを主軸にしつつ、アニメ・ゲーム系で時期ごとの話題を取り込む構成が見えてきます。

商品展開の広い集計用ブランドグループ

2026年7月の商品展開の広さを集計用ブランドグループ別に比較。サンリオが最も広く、ディズニーが続く

商品展開の広さを集計用ブランドグループで見ると、サンリオが大きく先行し、ディズニーが続きます。ハイキュー!!、ちびまる子ちゃん、鬼滅の刃は作品・フランチャイズ、モンチッチは作品・キャラクターIPとして分類し、同じ階層の集計単位にまとめて比較しました。サンリオは選択肢の多さを活かして売場の主役に、その他のグループは人気商品を見極めて補充することで、在庫の偏りを抑えやすくなります。

今月のまとめ

  • 集計用ブランドグループではサンリオが売れ筋の中心。ディズニー/ピクサーとモンチッチも存在感を示しました。
  • 価格の中心は税込400円。300〜500円を主力にすると販売傾向と合わせやすくなります。
  • 仕入れは海外キャラクターとサンリオ系が中心。これはIP階層とは別のジャンル・系統軸です。
  • 作品・キャラクターIPであるモンチッチは、商品展開が比較的絞られている一方、販売記録では上位に入りました。

売れ筋と仕入れ筋を重ねて見ると、サンリオを軸にしながら、Disney・PixarやMonchhichiをどう組み合わせるかが7月のポイントでした。次号も、販売と納品の記録から小さなおもちゃの動きをお届けします。