2026-06 アメリカ・デパート(他海外)ニュース

サックス・フィフス・アベニュー

米百貨店ニーマンなどの親会社サックス・グローバル、破産状態から脱却 社名を変更し新オーナーの下で事業再建

2026年6月29日

 米高級百貨店運営のサックス・グローバルは、今年1月に米連邦破産法第11条の適用を申請していたものの、6月26日に再建手続きが完了したため社名をエグゼンプラー・ラグジュアリー・グループ(ELG)に変更して新たな所有者の下で事業再建を図ると発表した。買収を主導したのはペントウォーター・キャピタル・マネジメントとブレースブリッジ・キャピタルで、債務削減や流動性確保によりバランスシートを大幅に強化したとしている。

 サックス・グローバルは、サックス・フィフス・アベニューを含む複数の高級百貨店を保有し、昨年7月にカナダのハドソンズ・ベイがニーマン・マーカスグループを買収して誕生した組織の一部となったが、ECとの競争激化やインフレによる消費者の百貨店離れ、買収費用の重荷などで業績が悪化して破綻に至った。

 経営陣は当初のリチャード・ベーカー会長兼CEOやマーク・メトリックCEOらが退任し、買収前にNMGを率いていたジェフロイ・ヴァン・ラムドンク前CEOがサックス・グローバルのCEOに就任して再建を主導、債券保有者らから約17億5000万ドルの資金を確保して営業を継続した。今回の再建で債務は約75%削減され、ヴァン・ラムドンクCEOはELGでも続投することが明らかになった。