選べるガチャガチャランド、4月一挙に4デパートオープン



デパート新聞社が地方デパートで開催している「選べるガチャガチャランド」。2026年4月8日に西武福井店でスタートした事は本紙4月15日号にてお伝えした。その後もこの半月の間に、4月15日から金沢エムザ、4月16日から大分のトキハ本店、4月23日から浜松遠鉄百貨店と、3拠点が相次いでオープンし、4月は計4拠点がスタートした。金沢エムザは2回目の開催となり、トキハ本店と遠鉄は初の取り組みとなる。この時点で「選べるガチャガチャランド」の展開は全国16拠点まで拡大した勘定だ。
そろそろ購読者の皆様も、選べるガチャガチャランドの開催が多すぎて、実態が判らなくなってきたのではないだろうか。先ずは、ここまでの経緯を明らかにして行こう。
※催事ではなく常設展開の店舗は末尾に「常設」と記載した。
「鎌倉ガチャガチャの杜」
小町通りの路面店舗常設
三重県津市の松菱百貨店
「選べるガチャガチャランド」1号店 常設2025年末までに催事拠点は以下の7店舗に拡大した。
JU米子髙島屋
山陽百貨店(姫路)
八木橋百貨店(熊谷)
西武秋田店
金沢エムザ
山口井筒屋
丸広百貨店(川越)
2026年の年明けから4月末までに、以下の7店舗が加わった。
横須賀さいか屋
1月7日から
加古川ヤマトヤシキ
3月4日から
「横浜ガチャガチャの杜」横浜復興支援広場(横浜リバスク)常設
3月7日から
トキハ別府店 常設
3月12日から
西武福井店
4月8日から
金沢エムザ(2回目)
4月15日から
大分のトキハ本店 常設
4月16日から
浜松の遠鉄百貨店
4月23日から
尚、前述した金沢エムザの2回目は、4月15日の再スタートに際し規模を拡大、開催拠点中最大となる100坪の会場に750種類の展開となった。
さて、前号で西武百貨店福井店をご紹介したので、今号ではタイトルで謳うたっている様に、金沢エムザ、トキハ本店、そして浜松の遠鉄百貨店のオープン状況を記していきたい。
金沢エムザ



エリア的には前号でお伝えした西武福井店と同じ北陸地方であり、「選べるガチャガチャランド」の中で単日の売上高の記録を持つ人気店である。であるから、今回2回目の開催に当たり、面積を拡大して臨のぞんだのは前述した通りだ。
4月15日のオープンから4日目の4月18日土曜日に、単日売上で100万円を軽々と突破し、期待に違たがわぬ数字を残している。
金沢は北陸随一の観光都市であるから、ここで詳しいマーケット情報を語る必要はないだろう。前号4面の西武福井店の田中香苗店長のインタビューでも言及されている様に、本陸屈指の観光都市である。観光客の宿泊キャパは福井の7倍、富山の2・5倍あり、インバウンド人気も衰えを知らない。当然会場の外国人観光客の比率も高い。
大分トキハ



金沢から1日遅れの4月16日にオープンしたトキハ本店だが、実は金沢とは対照的に日本一小さな店舗だ。6階の子供服、玩具ゾーンの一角に通路を挟んで2つの区画に分かれ、2区画合計で25坪と金沢の1/4の規模なのだ。
とは言え、18日の土曜日には70万円を超える売上を確保し、結果的には日本一高効率な「選べるガチャガチャランド」の誕生となった。会場の写真をご覧いただくとお判りになると思うが、平台にカゴを並べる従来の方式とは異なり、棚什器と壁掛け什器を使い、コンパクトながら400種のカプセルトイを厳選してディスプレイしている。これが効率アップの主要因だろう。
もう一つの特色は、ここは先行オープンした姉妹店のトキハ別府店同様、常設店舗であるということだ。鎌倉、横浜の直営拠点であるリバスク同様、ロングスパンで考えて行きたいと思う。
遠鉄百貨店



開催した8階催事場は、レストランフロアの一角にあり、下層階に比べランチ目的含めファミリー客の多い絶好の立地だ。約60坪のスペースに、カゴに盛られたカプセルトイが500種類以上、総計1,6000個が陳列されている。
催事初日は、午後から冷たい雨の降るあいにくの天候にも関わらず、終始客足が途切れず、売上も無事100万円の大台を突破した。福井西武同様、ランドセルの受注会の催事とのカップリングのため、キッズ同伴での来店が多かった事も好調の一因だと思われる。
福井西武との共通点はもう一つ、館内の別フロアにガチャマシンの売場が常設されている事だ。後述するが、ガチャガチャマシン売場と「選べるガチャガチャランド」は両立するのだ。それどころか筆者はかなりのシナジー効果がある、と考えている。
共存共栄
最近X(旧ツイッター)等で話題になった記事を見ると、「選べるガチャガチャランド」の様にカプセルの中が見えて、好きなアイテムが選べる事を「否定的」に捉える意見が散見される。曰く「ガチャガチャは何が出てくるのか解らないから楽しいのだ、欲しいカプセルトイを自由に選べるのでは全然ワクワクしない」と。
筆者の考えはこうだ。
「そうですね、『親ガチャ』という言葉が生まれた様に、『ガチャ』は自分では『選べない』という意味を持つ様になりました。もちろんワクワクしたい方は、今まで通りマシンを回してください。只、お子様も含めワクワクよりも欲しいカプセルトイだけを選びたい、という方は『選べるガチャガチャランド』を訪れていただければ良いと思います。楽しみ方は人それぞれですから」と。

デパート新聞編集長


